紫
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今年はいつ「春一番」が吹いたのかな。
窓の外を吹く風を見ながら、ふと思いました。
北風とはまったく違う風の色。
いつから南よりの風に変わったのでしょう。
春一番は、立春のあとに初めて吹く強い南よりの風。
強風にあおられながらも、春の足跡にわくわくするのが楽しみでした。
もともとは九州の五島列島の漁師さんの間で使われていた言葉が、戦後に広く使われるようになったとのこと。
こんなにステキな言葉ではあるけれど、漁師さんたちは海難事故を恐れて「春一番」と呼んでいたそうです。
季節の言葉を聞くと、季節にくすぐられているような気がして、思わず笑みがこぼれます。
今ではもう使われなくなった言葉もありますが、無理やり使おうとは思いません。
言葉は、変わっていくもの、だと思っています。
ちなみに、春二番は桜の花が咲くころに吹く風。
春三番は、桜を散らす風、とのこと。
もちろん、古人は二番、三番などとは言わず、「花起こし」「花散らし」と言っていたそうです。
春を連れてきて、春を連れ去っていく風。
今年初の南風に託したかった「風のたより」は、まだ私の手元にあります。
今度、大きな南風が吹くのは、いつ、でしょうか。
おやすみ。
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