紫
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「今日は、じゃがいものサラダを作る」
母が突然、言いました。
この夏に私が旭川の道の駅から送ったじゃがいもと、父が無人野菜売場で買ってきたきゅうりを見て、ふと思ったそうです。
「………」
ちょっと考えました。
私は、祖母の作ったじゃがいものサラダに勝るものはないと思っています。
その作り方も私に伝授してもらいました。
だから、同じ味を私は作ることができます。
秘伝なので教えません。
でも、母のじゃがいものサラダは、あまり覚えていません。
夕飯に並ぶ前に少し、つまみぐいをしました。
「………、!!」
それは、紛れもなく子どものころに食べた「母の味」でした。
もちろん、祖母の味とは違います。
違うけれど、でも、懐かしい味です。
たぶん、20年ぶりくらいに食べます。
一人で暮らした15年の間に、忘れてしまったものや変わってしまったものがたくさんあります。
でも今日は、この味を覚えていてよかった、と思いました。
おやすみ。
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