紫
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7月末に亡くなった知人の家にお線香をあげにいきました。
今日で2回目です。
いつでも行けるところにあるのですが、私はあまり行きたくありませんでした。
行きたくなかったけれど、遠くから来ている旅人を連れて行きました。
沈黙のまま、仏壇の隣りの写真を見つめていると、案の定、涙がこぼれてきます。
時が解決してくれるだろう悲しみは、逆にどんどん大きくなっていきます。
どんなにきれいごとを言っても、これが現実で、写真のなかの彼は、どこを探してももういません。
仏壇の前に置いてあったノートを広げました。
訪問帳、のようなものです。
「一人にするなよ」
彼女からの亡くなった彼への手紙のような走り書きに、もう字が読めません。
人の悲しみは、比較するものではないけれど。
それでも…。
………。
おやすみ。
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