紫
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母と叔母といっしょに祖母のところに行きました。
いわゆる老人ホームです。
母は毎月、顔を見に行っています。
あそこに行くと、時が静かに流れているように感じます。
みんなイスに座って、テレビを観ていたり、ぼーっとしていたり。
読むものは新聞も何もありません。
退屈じゃないのかな?
それなりにイベントはあるようです。
塗り絵をしたり、貼り絵をしたり。
花火を観たり、月に一度はお誕生会が開かれたり。
痴呆の進んだ祖母は、私のことを覚えているのかいないのか、満面の笑みで迎えてくれますが、私の名前を呼ぶことはありません。
「おばあちゃんの面倒は、私がみてあげるよ」
と言って、高校卒業後、私は祖母の家を離れました。
痴呆って、「人生六十年」の時代にはあまりなかったのでしょうか。
それを思うと、私はもう人生を半分生きていることになります。
寿命が延びるって、一つの人生のなかでできることが増えるだけじゃないのでしょう。
おやすみ。
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