椰子の実日記【JOYWOW】
2008年12月30日(火)
『地上最大のショウ』(1952年アメリカ映画)
『地上最大のショウ』(→)
を観る。この年末年始は、古典とされる映画を徹底的に 観る予定だ。来年は映像の年にしようとしていることと、 JOYWOWがますますライブ「ショウ」に力を入れることも あって、エンタティメントの基本文法を学ぶためには やはり古典、と判断したためだ。
作品に関してはリンクしたウィキペディアをご覧ください。
たしか『五感商品の創りかた』だったか、ぼくの作品でも 引用した傑作『素晴らしき哉、人生!』主演のジェームズ・ スチュアートがずっとクラウンのメイクのまま、素顔が ワンショットだけ、しかも一葉の写真で、という出演 の仕方。ほかにはボブ・ホープとビング・クロスビーが サーカスの観客役でポップコーンをポリポリ食べている だけ、という豪華な遊び心。いいねえ。
1952年作品(制作は51年)なのだが、この段階では 有色人種が一切出てこない。 これは監督セシル・B・デミルや主役の チャールトン・ヘストンの意向もあるのかもしれない。 推測だが彼らは共和党員であり、映画のセリフにも 「この近くで共和党大会をやっている」というのが あるくらいで、有色人種が嫌いなのかもしれない。
それにしてもたった400万ドルでこんなに大傑作を 創ることができるのだから、映画の、エンタティメントの プロフェッショナルの力は、すごい。
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