椰子の実日記【JOYWOW】
2008年12月18日(木)
快挙です
出張先、一人で夕食をとることになった。 外はえらく寒い。 暖かいホテルの部屋から出かけるのは億劫である。 いろいろ考えたが、館内で済ませることにした。
以前よく利用したが、職人さんが変わってしまった ためなんとなく足が遠のいていた天ぷら店へ。 カウンターだけの店だが、のれんをくぐると、 以前贔屓にしていたTさんが復帰していた。 ラッキーだ。
「ごぶさたしています」
と、互いに、言いあう。
生ビールを飲みながら、一人、絶品の天ぷらを いただく。至福のひとときだ。
ぼくは招き猫で、すいている店でもたちまち満席 になるのだが、今夜もまた。
ぎっしりと一杯になった。
一人だから、客の観察も楽しい。
先客3人はどこかの企業の役員とその取引先風。 どうして大企業役員と政治家は似てくるのだろう。 「政治・経済」というジャンル分けは言い得て妙だ。 その隣、ぼくの左隣の2人は勤め人。 ぼくの右を占める4人は、北京から来日した中国人 と通訳と、接待側の日本人夫妻。 通訳氏、気を遣っていちいち細かいことを通訳 している。
「海老です」 「これは塩です」 「これも塩です」 「貝です」
わかるが、通訳される側は面倒臭いだろうなあ、 と思いながら聞いていた。 食べものなんざ、食えばわかるのである。
それにしても、久しぶりにTさんの名人芸を 堪能した。ごちそうさま!
店内でぼくが一番若かった。 いやー。近頃の快挙。
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