株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2007年01月10日(水)


かけうどんはICEdyカードの夢を見るか

必要あって、銀行に新規口座を開設することにした。

久しぶりに個人口座を開設して、いろいろ勉強・発見
したことがある。これは今日行った銀行に限った話
なのかもしれないのだが。

・キャッシュカード(ATM機で使うプラスチックカード)
 にもれなくVISAがついてくる。
・同じく、もれなくIC、電子マネー機能がついてくる。

上記の二つ、「わし、これまでの普通のカードで充分
幸せですから、要りません」と、「何もない、プレーン
タイプ」の、うどんでいうなら「かけうどんタイプ」
のカードにすると、手数料2,100円支払わなければならない。
「VISAカード、既に持っていますから」と言っても
許してくれない。

これはうどん屋で、うどんを頼むともれなく天ぷら&
卵がついてくる、というのと同じで、天たまより
かけうどんのほうが高い、という価格設定なのである。
しかもかけうどんカードは、5年ごとに更新、という、
バチも当たる。

金融知識のないわしには、一体なぜうどん屋の論理が
銀行には通じないのかわからないが、そういうことになって
いるのである。

テレビではICカードにしてね、とかVISAカードに
してね、というコマーシャルをしているのだけど、
ここまであっさりと手に入るのであれば、TVCFは
不要なのではないかと思うのだが、実はそうでは
ないのかもしれない。

しかも。

月末、口座に10万円ないと、毎月315円(税込み)の
口座維持手数料を支払わなければならないという
厳罰が待っている。もし支払うことになると、
自分が期待できる預金金利よりはるかに高額な
金利を、預金者が銀行へ支払う、という仕組に
なるのである。これも金融の世界だと常識なのだろうね。

くだんの銀行、大阪の、さる支店にも口座を持っていて、
公共料金ほかの引き落としに利用しているのだが、何かと
不便なので自宅近所にあるブランチで口座開設することに
した。しかし、当然のことだが、引き落とし口座として
一から全部手続きし直さなければならないがそれは銀行は
やってくれない。自分で一つひとつ、気の遠くなる作業を
するのである。現実、無理。

これから、「この男にVISAを渡して良いかどうか」与信
審査をするらしい。ご苦労なことだが、やりたい、と
自ら進んで言ってきてくれているわけで、まあ、これは
金融の定期健康診断だと連想繊維を伸ばしたり、縮めたり
しているわしなのであった。ちゃんちゃん。




口座開設祝いに銀行からいただいたティッシュボックス。
やはり現場には学びの材料が山ほどある。
マオリ族にはマオリ族の、コルドバにはコルドバの論理が
あって、それはマチュピチュとは違う。
違うことを批難しても何も生まない。
すべてが学び、すべてが教材なのだ。

学びをもらったその上で、ティッシュまでいただき、
感謝である。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW