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椰子の実日記【JOYWOW】
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2006年12月29日(金)


神々の島、久高島との不思議な出会い

平たい久高島に、直角に陽がつき刺さっていた。
白茶けた耕地。それをとり巻いて、ささくれだった
阿壇の林。空は濃く青く、緑はナマ、白い小道が
ギラギラしている。

あの潔癖、純粋さ。─ 神体もなければ偶像も、
イコノグラフィーもない。そんな死臭をみじんも
感じさせない清潔感。
 神はこのようになんにもない場所におりて来て、
透明な空気の中で人間と向かいあうのだ。のろは
そのとき神と人間のメディアムであり、また同時に
人間意志の強力なチャンピオンである。神はシャーマン
の超自然的な吸引力によって顕現する。
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岡本太郎の『沖縄文化論』のこの一節を宮古島滞在中に
読み、同行の友人に、「久高島」のことを話した。
話した、と言っても、「久高島という島があるらしいね」
程度のことだ。知識なんて、皆無だったのだから。
そのことを友人が覚えていてくれて、一冊の本を
プレゼントしてくれた。
比嘉康雄『日本人の魂の原郷 沖縄久高島』。
友人からいただいた夜、早速読み始めたが、とまらない。

久高島についてはここが詳しいよ(→)

いろいろ調べていると、著者比嘉康雄氏、この本の
出版の直前にニライ(もう一つの世界)に旅立って
行かれている。

そのあたりの経緯はここ(→)

まだ全部は読めていないのだが、新しい世界が開けていく、
そんな気がしている。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW