椰子の実日記【JOYWOW】
2006年11月28日(火)
ボーダーラインを超えてしまった
地元新聞「宮古毎日新聞」を読んでいたら興味深い記事に 出会った(やはり旅先では地元ニュースに限る)。
「下地島でディゴ枯死」 ヒメコバチが葉にこぶをつけると、葉が成育できなくなり、 ディゴ全体が枯れてしまうのだそうだ。ヒメコバチは台湾 から飛来した由で、今後宮古島全域に広がるものと予想 されている。「葉にこぶ」をつくることが原因と言われて も、なぜヒメコバチがこぶを作るのか、こぶができると なぜ木全体が枯れてしまうのか、ということまではわから ない。
記事はココ(→)
やはり、何かわからないけれども、自然をおかしくする 要因が大きく働き始めているのだろう。
今日は島北部まで行ったのだが、風力発電のための 羽の塔が風速70メートルを超える強風によってぼきりと 折れ、その後立て直されたものの、羽がちぎれたまま 立っていた。まるでイースター島のモアイのようだった。 モアイも、巨石文化を妄信したがゆえ、森を破壊し、 ついには文明そのものが消滅した残骸だ。
不気味な羽もぎとられタワーを見ながら、人間の 科学の「やってはいけないボーダーライン」を わしらははるか、超えてしまったのだろうな、と 思った。
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