株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2006年08月13日(日)


こういうときのための皮下脂肪




バンドBスクエアのリハがあるので、JR横須賀線に
乗った。出がけに、とんでもない雷が轟いて腰を
抜かした。タクシーは稲光の中を逗子駅まで。
下りた途端、生まれて初めての大音響が響き、
駅前にいたみんな、驚愕した。多分、あれは海に
落ちたんだな。

雷で肝を冷やしていたので、ついうっかり、
上着になるようなシャツをもってこず、半袖の
薄いシャツ一枚で出かけてきてしまったもの
だからJR車内はたまらない。まるで冷蔵庫であって、
横浜で乗り換えるときは缶ビールの気持ちがわかった。

東急東横線の都立大駅を下りたときには体調が悪く
なってしまっていた。

「もうダメかもしれない・・・」と弱気になって
メンバーとの待ち合わせまではまだ30分時間があった
ので、何か上にはおるものを、と、ぼんやりした足取りで
歩き始めた。土地勘がないので、アテなど全くない。

気づくと古い商店街なのだが、婦人服店はあるものの、
メンズを置いている店は全くない。軍服を売っている
店があったがリサイクル店だった。さすがに軍服は
遠慮した。クリーニング店で、お客さんが出している
セーターを一日だけ貸してもらえまいか、それとも
こうなったら婦人服店でレースでも何でもいいから
カーディガンを買うか。

およそ20分歩き回り、こうなったらコンビニで透明
レインコートでも買うか、しかし車内でレインコート
着たままはヘンなおじさんだなあ、とあきらめかけた
ところへ、メンズを置いていそうな店を発見。
飛び込み、最初に目についたアロハを速攻で値段も
見ずに購入。というわけで、ようやく写真の説明
にたどりつきました。

面白い発見もあって、道中、八百屋の店先で流れる
高校野球のラジオ音を耳にすると、何となく
身体が温まった。

その後、バンドメンバーと夕食の折、しっかり
トンカツ膳と生ビールジョッキ二杯を流し込み、
体調復活! こういうときのための皮下脂肪なのだ。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW