株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
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2006年07月27日(木)


安堵感

帰りのJR、横浜から飛び乗ってきたおとーさん、
鼻息滅茶苦茶荒く、

フー、フー、フー、フー、フー、フー、フー

周囲の視線も何のその、構わず、どさ、と重そうな
大きいバッグを網棚へ。リュックももっていた。
短パンの軽装を見ると、どこか山にでも行っていた
のだろう。

傍若無人に短パンはかせてめがねをかけさせ、
60歳にすると、こうなります

という、「ご家庭でできる傍若無人父さん」
なんであった。

魂の年齢は7歳程度。まとっている肉体だけが
60歳。このタイプが、一番大変なんである。

こういう人たちが社会の一線から退いて、めでたい
と思うのだが、かわって、地域社会とか家庭とか
サークルとかが引き受けなければならないわけで、
そういう意味では、会社はとてもよい「保育園」
だったんだなあ、と思う。

傍若無人君が大船で降りたあと、車内はあきらかに
「ホッ」としていた。そしてこの安堵感は、
彼が退職した会社組織にいる人たちが感じたで
あろう安堵感と同じなんだろうなあ、と思い
ながら、DAKE&ZONOの待つ葉山の海岸へ向かった。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW