椰子の実日記【JOYWOW】
2006年03月21日(火)
ブラボー! ブラボー!
『越路吹雪物語』於・日生劇場(←)
越路吹雪さんは名前と顔を知っていて、『愛の讃歌』 『ろくでなし』『サン・トワ・マミー』といった 曲とともにぼんやりした記憶しかないのだが、 こんなに魅力的な人だったとは。
劇場を出て既に12時間以上経っている今も、身体の 中にシャンソンと昭和の素晴らしいあの時代が残って いて(多分、身体の中の水に波動が残っているのだろう)、 快適な余韻に浸っている。 帰宅の車中、行きにかけていたロックのMDを出した くらいだ。無音が一番、気持ちよかった。
また、作詞でおなじみの岩谷時子さんとの友情も 知らなかった。越路吹雪さんの人生を語る、ということは 即ち、岩谷時子さんの人生を語る、ということになる なんて、ちっとも知らなかった。
ピーターこと池畑慎之介さんが抜群にうまい。 「越路吹雪が入って」いた。
カーテンコールで観客席に挨拶しているとき、 池畑慎之介さんからビームが出ていた。「氣」を目撃 したのはこれが初めて。
脇を固める高畑淳子(岩谷時子役)さん、草刈正雄さんほかの 共演者たちも素晴らしかった。
日生劇場は初めてだったのだが、気持ちいい空間配置と 考えられた客動線で、快適だった。そうそう、森尾由美さん がいた。スレンダーで、きれいだったよ。
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