椰子の実日記【JOYWOW】
2003年12月06日(土)
坊つちゃん
あいも変わらず漱石にはまっている。40半ばになれば こそ味が出てくるところが、漱石にはある。 年表を見ると、ぼくと同じ歳に漱石は『行人』を執筆、 晩年に入るのである。 漱石は11歳の時以来折につけ読んでいるのでかれこれ 34年間読み続けていることになる。 現在は『坊つちゃん』『二百十日』を同時平行。 子供の頃は単純に坊つちゃんがんばれ山嵐いいぞ、 だったけれど、いま読むと、彼らの正義感というもの は迷惑だ。うらなり先生はアタマ悪そうだし貧乏に なってしまったし、ぶさいくだし、いいところがない。 しかもお姑つきとくれば、マドンナも二の足を踏んで 仕方ないと思う。彼女を責めるのも酷。 なによりうらなり君、話がつまらなそうだ。 その点、赤シャツはおしゃれで都会の風を吹かせて いる。最新の知識も仕入れることに熱心だ。収入も ある。いまなら文学のメールマガジンくらい発行し ていそうだ。 迷惑な正義感というものも、この歳になると、理解 できるんだなあ。でも、坊つちゃん、がんばれ。 応援してるよ。
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