椰子の実日記【JOYWOW】
2003年11月12日(水)
『雪松図屏風』円山応挙
福井県立美術館で最初にゴン、と胸に衝撃を受けた のは、応挙『雪松図屏風』だ。 これは三井家あと取りの誕生を祝って応挙に発注さ れた屏風絵で、たしかに、慶びの空気が全体から 沸き起こってくる。応挙がのりにのっている時期の 作品らしく、筆の冴えはいま手元にある印刷された パンフレットからさえ、伝わってくる。 まして、実物の持つ力はとんでもない。 江戸時代から時を経てこれだから、新作の時の オーラはすごいものがあっただろうと推察される。 応挙は写実に技を持った人で、昆虫や鳥などを 丹念に写生することを通じ力を磨いた由。 ここでぼくの好きな方向に教訓へまとめるのを お許し願いたいが、やはり、努力、なのである。 努力することなくして、芸術もないのだ。 『雪松図屏風』、あまりの力強さに、椅子に かけて、ため息つきながら、鑑賞した。 普段は東京の三井文庫で観ることができる のだろうか。確認し、また、会いに行こう。
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