椰子の実日記【JOYWOW】
2003年10月15日(水)
グラスが濡れている
浅草。昼飯を食おうとホテルで貰った近隣マップを見たら 天丼のイラストがあった。天丼は大好物なので、真っ直ぐ 向かった。一歩店内に入って、いやな予感がした。 だれも迎えてくれない。やっとでてきたオババが二階へ 誘導する。一階に空席があるのに二階へ誘うのは店の 都合しか考えていない店が往々にしてやる手であり、 要するに店に入ったときの満席感が客を「あ。満席なら ほかに行くわ」とさせるのがいやなのである。 ここで既にこの店の「性根」が悪いことがわかったのだ が、腹も減っていることだし、雨だ、しかも浅草は火曜 が休みで、他、どこが開いているかわからん。 テーブルについて出たお茶の椀で、決定的となった。 濡れているのである。 先日は銀座で店張っている天ぷら屋のビールグラスが 濡れていた。案の定、店の性根が悪く、「これで よく銀座で天ぷらやってますって、言えるよなあ」だった。 テレビがいけないのである。テレビがおだてるから、 この天丼屋、例によってロケットに乗って、あらぬ 宇宙の真空空間を飛ぶようになってしまっている。 教訓。グラスが濡れている店は、即座に出ることだ。 生涯でただ一度、天丼を全部食べられずに残した。 老舗にうまいものなし。
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