椰子の実日記【JOYWOW】
2003年08月27日(水)
copy cat
モノマネ商品、がある。マーケティングではコピー・ キャット(copy cat)と呼ぶ。アート引越しセンター とたった一字違いで、しかもアイウエオ順でいうと 「アート」より先に来る引越し会社がある。ぼくは タウンページの裏広告で発見し、目を疑った。 こういう恥も外聞もない社名をつけるほうもつける ほうだが、広告を載せるほうにも問題がある。 「ひとさまの真似っこで稼ぐたあ、ちっとは恥ずかしい とは思わねえのかい、こちとらゼニカネには困っちゃ いねえんだい、おととい来やがれ!」と追い返して ほしかった。金さえもらえばなんでもあり、という のも貧しい風潮である。
かくいうぼくも既にコピー・キャットの犠牲に なっている。本では三冊。 『パーミション・マーケティング』では、別の名前 で表現した拝金コンサルタントが本にした。 『マーケティング・サーフィン』は「ビジネス絵本」 「薄い」「軽い」「おしゃれな装丁」という新機軸を すべて真似された。書いたのはマーケティング専門家 というが、コピー・キャットについては知らないようだ。 この本はさらに、スターバックスのエステティクスを そのまま表紙や装丁に拝借している。米国であれば これはトレード・ドレス(明確に識別できるブランドの アイデンティティ要素を指す法律用語)訴訟の対象になる。 パームツリーとスターバックス二社から訴訟を起こされ、 まず間違いなく敗訴する。 『インビジブル・マーケティング』も、某コンサルタント が別の表現にして本を三冊ほど出している。
恥、という文化が日本にはあったはずだが、拝金の 前には、雲散霧消してしまうのだろうか。
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