椰子の実日記【JOYWOW】
2003年05月15日(木)
曲がりますからご注意ください
「ヤマダ君、ちょっと」 「はい、なんすか、課長」 「転勤だ」 「どこですか」 「インド洋に派遣中の海上自衛隊の補給艦『ときわ』」 「はあ?」 「そこでプログラミングのサポートをしてほしい」 「えっと、いま、『いんどよう』って、聞こえたんすけど、 あと、『じえいたい』とかも。ぼくの聞き間違えっすよね」 「いや。まちがってない。有事法制で、うちの会社も自衛隊 の手助けをしなきゃならなくなったんだ」 「課長、ぼく、本州以外の転勤、困るんすけど」 「北海道や九州じゃないじゃん。インド洋だからいいだろ」 「んな、むちゃくちゃな」
有事法制下では、こういうこともありうる。マスコミは、 このような、具体的な日常、日々の生活に落とし込んだ 法制の姿をしっかり伝えなければならない。 白い集団やタマちゃん、六本木ヒルズのような「わかりや すい」話ばかり流すのではなく。一般には理解しがたい法律 の文面と、与党野党の電子顕微鏡で見なければわからない 本法制への立場の違いについてばかりではなく。
冗談じゃない。急速に右旋回している。なぜみんな、平気で タマちゃんの心配ばかりしているのだろう。
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