椰子の実日記【JOYWOW】
2003年05月11日(日)
経営は身体でやる
大阪産業創造館起業家セミナーで柔軟体操を伝授した。 なぜなら、経営はスポーツ、身体でやるものだからである。 昨今書店のビジネス書コーナーにならぶ、「毎日が 給料日」「全部無料で」「簡単に」「60分」などという 暑苦しい、それでいてひよわな、芯から勝負しない 子供騙しの思想潮流に断固としてNOを言いたい。 現場で汗をかき、泥にまみれるのが経営だ。きれい ごとや「ちょっとした工夫」でやれるものではない。 身体性の欠如は教育の現場にも顕著で、児童のことで はなく、教師側がひどい。知人の息子(小学2年生)S君 が先生に首をしめられて鼻血を出した。 正確にはS君が鼻血を出して困ったと思っているところ へ普段から言うことをきかないのでいちゃもんをつけ ようと狙っていた担任教師(25歳、男性)がこれ幸いと首を しめたということらしいが、ただごとではない。 学校側は教師をかばい、こんにゃく問答が続き、 結局は担任は「病気による欠席」となった由。 ひどいものだ。S君が休んだため、くだんの担任から 二番目に目をつけられていた児童が恐慌に陥り、登校拒否 した。 学校は「なかったこと」に済ませたい。しかし、児童の 心の傷は癒えぬ。
教師は「前後の見境がつかなくなって」「ついかっとなり」 首をしめたという。
首なんてもの、そう簡単にしめたくなるものか。 教師はこどもの頃から、すもうや殴り合いのケンカ ひとつせず、「いい子」「勉強のできる子」で育って きたのだろう。身体性が彼の中には、ないのである。
経営も、こうなってはいけない。
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