椰子の実日記【JOYWOW】
2003年05月05日(月)
自分の古典
ここのところ、自分の古典に回帰している。「自分の 古典」とは、「昔から何度も繰り返して読む本」の ことだ。哀しいかな、度重なる引越しで紛失した本 が多いので、買いなおすことになる。 昨日も、もう、これまで何度読んだかしれないが、 しかし、手元になくなってしまった類の本を書店 で求めた。
・渡辺昇一、知的生活の方法 ・清水幾太郎、論文の書き方 ・漱石、坊ちゃん ・中島敦、山月記ほか
『論文の書き方』はこれで三冊目である。アマゾンの 読者書評を読むと「わからない漢字が多くて挫折した」 というのがあって、愕然とする。一体、日本の国語教育 はどうなっているのか。
・・・は、置いておくとして。 何度もなんども読み返すことで、本の中身が自分の身体化 する。結局のところ、読んでいて心地いいのも、こういった 自分の古典なのである。
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