椰子の実日記【JOYWOW】
2003年03月17日(月)
天真爛漫
棟方志功さんの映像を観ました。
板画作品を創作している仕事場にて一休み しているときのものです。本当に嬉しそう に話します。「彫刻刀がくい、と板を抜け ていくときの気持ちが何ともいえず、いい んだ」といった内容でした。そのこどもの ような天真爛漫な雰囲気と、創造の悦びを 全身で表現する無邪気さにこころ打たれ、 思わず、感動の涙を流してしまいました。 映像はほんの1分あるかないかでしたが、 ほんものの創造者だけがもつオーラが、画面 からあふれでてきました。
「身体ごと板画にならなければ、本当の板画 は生まれない」とは志功さんの言葉ですが、 好きですきで仕方が無かったのだろうなあ、 と、思います。同じく創造する者として、 あのような「天真爛漫」の境地に至ることが できたら、と願います。
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