虹色過多想い
2006年04月06日(木)  元カレ・元カノ
今、ヤフーのサウンドステーションで『All timeピチカート・ファイヴ』を聴いている。
あたしがピチカートを知ったのは3年半前。
当時つきあってた人が好きだったみたいで、その人の車に初めて乗った時にかかっていたの。
「東京は夜の七時」が。

あの頃、デートの時にはしょっちゅうピチカートを聴いていた。
その人の車の中でも、その人の部屋でも。
そしてあたしはその人にピチカートのCDまでもらって(あたしが欲しいと言ったわけではなく、その人が勝手に、でも好意的にプレゼントしてくれた。自分のお気に入りのCDをよくプレゼントしてくれる人だった)、自分の家でも聴いた。

だけど、その頃全然ピチカートを好きになれなかったんだ。
ちょっと変わったメロディ(流行のJ−POPとは少し違う)に、甘ったるいヴォーカルの声についていけなくて。
何度聴いてもいいなと思えなかった。

それから2年経って、今の恋人の車に乗っていると、カーステレオからピチカートが流れてきた。
今の恋人もピチカートが好きなんだって初めて知った。
それから何度か恋人と一緒にピチカートを聴いた。
甘ったるいヴォーカルの声で、幸せな恋の歌を。
そうしたら、不思議と好きになっていったの。
ピチカートのメロディが心地よく思えた。

なんかうまく言えないけど、あたしにとって恋人ってやっぱりそーゆう存在なんだなぁって思った。
いろんな物を甘くしてしまう存在。
恋人の好きなものはどんどんどんどん好きになっていく。
恋人とだから好きになれるものがある。

少し前に、そのピチカートのファンだった昔の彼の夢を見た。
それもその人が夢の中で、病魔に侵されて死んでしまう夢。
起きて少しの間、動揺した。
死んでないよね・・・?って。
その人がどこかで苦しんでいるのではないかって。
あたしはよく夢と現実がごっちゃになるし。

恋人も最近前の彼女が夢の中で死ぬ夢を見たんだって。
あたしは夢のことを話していなかったんだけど、恋人が電話でその話をしてきたので、あたしも同じような夢を見たことを話して、ふたりでネットを使って夢占いをした。

夢占いによると、知っている人が死ぬ夢ってのは、その人が心から連絡を待ってるって意味らしい。

あたしは夢を見たからって昔の彼氏に連絡をしなかったけど、恋人が前の彼女に連絡をとったら嫌だなぁって、「お願いだからもう連絡なんて取らないで」って言ってしまった。

はっきり言ってしまうと、あたしは恋人の前の彼女が怖くてたまらない。
あたしは恋人と知り合い歴がそこそこあるから、前の前の前の彼女も、前の彼女も知ってるんだけど、前の彼女が1番怖いんだ。

恋人がその子のことをどれだけ好きだったかをあの頃聞いていたし、あたしとつきあい始めてからも、その子がヨリを戻そうって言ってきたことを知っているから。

2番ではなく、1番になると、誰かに好きな人をとられてしまうのではないかと不安になる。
1番で在り続けるのってやっぱり簡単じゃないよ。
本当は1番じゃなくって、唯一になりたいんだ。

もっと恋人と一緒にいて、確かな絆を作りたいなって思う。
ちょっとやそっとのことに脅かされない強い絆を。
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