2002年03月29日(金) |
青少年有害対策基本法 |
最近、妙な盛り上がりを一部で見せております「青少年有害対策基本法」。
当サイトのお客様より、署名運動のカキコミがありましたが、
この類のカキコミは管理人権限にて消去させていただきます。
以下はBBSにも書いた内容。
今のところうちのサイトはこういう方針です。
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★消去の理由↓
この法案について、アカツキとしても一通り条文を確認しております
(犯罪者はイヤですから/笑)。
「可決=同人は有害=活動は犯罪」という3段論法が確立する可能性はまずないと判断しました。
というのも、「表現の自由」が全く無視されることになりますから、無条件禁止はありえないわけです。
さらに、ハッキリしたボーダーを設けられるものでもないので、猥褻・暴力表現について現行の法令に従った活動をする分には、緊急に問題になることはないと捉えています。
また、チェーンメール紛いのものも出回っており、安易な署名活動は危険と判断しました。
★今後↓
万一、同人活動に規制が設けられる場合、コミケット準備会よりコミケ参加者へ、何らかの通達があると思われます。(コミケは企業の企画ですから)
それを確認の上、活動の方向を検討します。
条文内容については報道記事を直接読んだ方がいいと思います。知っておくに越したことはないですしねv
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・・・まぁこんな感じです。
私も知人のサイトに署名活動のカキコミを見るまで、大して見てもいなかった条例なんですが、イベントも主催するしで、条文を読んでみました。
以下はブランクな感想と意見。冗談交じりですよ、念のため
さて、この法案。
案の定、例によってアイマイな基準です(苦笑)
まぁ、表現物に関するものはしょうがないですね。
それにしても、猥褻・暴力については「露骨表現を避け」とまだ書けますが、この法案は
「青少年に有害な影響を与える可能性のあるもの」が引っかかるのです。
・・・そんなもの何でもそうだろうよ・・・
と、正直あきれ気味。
どう考えてもヤバイもの・・・そうだなぁ・・・たとえば、
中学1年生男子にレイプされる女性が喜ぶアダルト見せたりしたら、
勘違いする子が出てきちゃうかもしれないですね。
(そもそも、喜んでる段階でレイプとは言わないが・・・)
まぁ、企業からの出版物の販売方法などはそれなりに影響を受けるでしょう。
コンビニで陳列できない、とか。
でもね。
絶対見せたくない、っていったら
電車の中でスポーツ新聞読んでるオジサンすら規制の対象です
エロ語を必死に探す中学生のツール・広辞苑も対象です
・・・そんなあほらしい・・・
突っ込みどころは枚挙に暇がありませんが
極端な例をもうひとつ挙げましょう(笑)
「小学5年生の親が子供に見せたいテレビ番組」に、我らが「ワンピース」がランクインしたそうです!(やっぱりスゴイよオダッチは!!)
確かに、正義と夢と友情を語るワンピースは不朽の少年漫画でしょう。
しかし、一方で。
ゾロとサンジが一言交わしただけで「ご飯10杯軽くイケます!」
という乙女たち(未成年含む)が、全国に大量に存在するのです。
つまり何が言いたいってね。
視点によって、ピンク映画も正統派恋愛活劇、文部省推奨アニメもポルノ。
世の中は混沌としていますなぁ(苦笑)
自主規制による自由な表現活動をコレカラも続けていけますように