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Majaの日記
Maja
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2008年10月25日(土)
ヒストリカル・ロマンス、ヒーロー考

新刊から古本まで、あらすじやおすすめブログをたどって集めたら、すごい数になりました。
まだ半分よんでない・・・。
もうしばらくは買わなくても良い感じ。

 ところで、ぴぴっときて買った本の方が当たりが多いです。
読み始めたころのお気に入りの1冊、「王の定めにより」の姉妹編というか兄弟編「王族の娘」がでたので読んでみました。
こちらは前作のヒロインの双子の兄、コーウィンが主人公です。
時代はサクソン・ノルマンが入り交じり始めた頃の中世。

今まで読んだ記録からいくと、ヒストリカルには中世もの、チューダー朝もの(少ない)、リージェンシー(19世紀初期)もの、ヴィクトリア朝もの、という時代分けがあるようです。
中世ものは圧倒的にイングランドとスコットランドがおおく、他の国が舞台のものはほとんどみあたりません。

 話を戻して、「王族の娘」。
主人公は王妃の姪、エディスになります。対のヒーローになるのがコーウィンですが、いままで読んできた中でもかなり珍しいタイプ。

ヒーローのだいたいの特徴は、
・黒髪系が多い
・たくましくて胸毛(欧米人のセクシーポイント?)
・皮肉っぽくて強引で情熱的
・社会的地位がある

 コーウィンは、強引ではなく、皮肉屋でもなく、ヒロインをからかったり怒らせて喜ぶ意地悪さもありません。
社会的地位も爵位のないただの騎士です(笑)
すごく普通の好青年。
今まで読んだどの本のヒーローよりも好きかも。
あ、バーカムシャーのコリン(「騎士から逃げた花嫁」)もかなり好きです。
不器用だけど、誠実な愛情を持った人ですし。

 上記からすると、私の嗜好はかなり想定ターゲットから外れていることになるような気がします。
実際、「王族の娘」を読んでヒーローが物足りない、という評も読みました。

癒し系のヒーローは人気ないのか・・・。