新刊から古本まで、あらすじやおすすめブログをたどって集めたら、すごい数になりました。 まだ半分よんでない・・・。 もうしばらくは買わなくても良い感じ。
ところで、ぴぴっときて買った本の方が当たりが多いです。 読み始めたころのお気に入りの1冊、「王の定めにより」の姉妹編というか兄弟編「王族の娘」がでたので読んでみました。 こちらは前作のヒロインの双子の兄、コーウィンが主人公です。 時代はサクソン・ノルマンが入り交じり始めた頃の中世。
今まで読んだ記録からいくと、ヒストリカルには中世もの、チューダー朝もの(少ない)、リージェンシー(19世紀初期)もの、ヴィクトリア朝もの、という時代分けがあるようです。 中世ものは圧倒的にイングランドとスコットランドがおおく、他の国が舞台のものはほとんどみあたりません。
話を戻して、「王族の娘」。 主人公は王妃の姪、エディスになります。対のヒーローになるのがコーウィンですが、いままで読んできた中でもかなり珍しいタイプ。
ヒーローのだいたいの特徴は、 ・黒髪系が多い ・たくましくて胸毛(欧米人のセクシーポイント?) ・皮肉っぽくて強引で情熱的 ・社会的地位がある
コーウィンは、強引ではなく、皮肉屋でもなく、ヒロインをからかったり怒らせて喜ぶ意地悪さもありません。 社会的地位も爵位のないただの騎士です(笑) すごく普通の好青年。 今まで読んだどの本のヒーローよりも好きかも。 あ、バーカムシャーのコリン(「騎士から逃げた花嫁」)もかなり好きです。 不器用だけど、誠実な愛情を持った人ですし。
上記からすると、私の嗜好はかなり想定ターゲットから外れていることになるような気がします。 実際、「王族の娘」を読んでヒーローが物足りない、という評も読みました。
癒し系のヒーローは人気ないのか・・・。
|