「素顔のオノ・ヨーコ」という番組を見た。
私は、残念ながらビートルズ世代ではないので、特にどのメンバーにも
思い入れはない。
ただ、折に触れ「ビートルズ解散の原因になった女」と評される彼女には
とても興味を持っていた。
前衛芸術家としての彼女の作品は、大衆に受け入れられたビートルズの音楽とは
全く方向を異にしていた。
その作品は一見難解で、見ていて気持ちが良くなるとは必ずしも限らない。
彼女は時代の先駆者だったのだと思う。
今の時代なら、彼女の作品は多くの人に理解されるだろう。
現に、私はとても面白い、と思った。
他と違うことをおそれない、それは孤独を意味するが彼女にはジョン・レノンという
最大の理解者がいた。
それはどんなにか救いだったろうと思う。
彼女は頭が良く、静かに物事をかたる人なのに、保守性に常に反逆的な魂を持ち、
信じることを行動にうつすことを躊躇わない人だった。
オノ・ヨーコという人にますます興味を持った。
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