思考回路2011
もくじむかしあした


2003年06月11日(水) キッチンを客観的に見た2

ドリーが今ひとつ分かっていない点がある。
今日、パスタを覚えるために市ヶ谷(仮)
という女の子がキッチンに来た。
彼女は入ってから4ヶ月、ホールをやって
きた子。私は入ってから2ヶ月キッチンを
やってきた。
入ってすぐに、キッチンをさせてはいけない
という事に、ドリーは分かっていない。
昼は6人で店を回しているにもかかわらず、
キッチンとホールとの仕事上の接点はほとんど
ない。パスタ製造マシーンと思ってしまう
ぐらい、ただ作って、出してもらっている
だけ。「パスタありがとうございます」
「おねがいします」の繰り返し。
少なくともホールの5人は店を回す、一緒に
仕事をして、お互いの関係を積み重ねて
いける。共通の体験を得て、お互いの
結びつきが強まる。まぁ当然の結果だと思う。
しかしキッチンはといえば、1人孤軍奮闘。
しかも頑張り損。頑張ったって、誰が分かる
わけでもない。どんなにパスタが入って60食
70食作ったって、誰とも何も共有しない。
市ヶ谷がキッチンに来て、仕事上の積み重ね
がいかに大事かということが嫌というほど
分かった。
あらかじめホールに入って、仲良くなってから
いけば、パスタを取りに来たときだってなにか
話すことも出来る関係を作れる。でも、入った
ときからキッチンにいる人間にはその機会がない。
ドリーはみんな仲良く、助け合いましょう!
と寒いことを言うが、隔離されているキッチンで
どうしろと言うのだろう。
ましてや、助け合われていないと思っているのに。
それでも少しずつ、うち解けようと努力はして
いる。でも、共有する経験がない以上、それが
あるホール同士の連中とは今ひとつなまま。
逆に、キッチン同士の結びつきは2ヶ月なのに
強い。そりゃそうだ。同じ事を体験している
んだから。同じような悩みを抱え、相談しあう。
同じ時間を働いてホールにいれば4人と共有、
キッチンは1人と共有。しかも一緒にキッチン
は働くことはほとんどない。さらに言えば、
カフェタイムのバイトは11人いるが、キッチン
は自分を入れて二人しかいないという。
どうしろっていうの、ドリー。


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