痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2012年02月08日(水)  リッツ

海外ミステリーを読んでいると、
わたくしはハードボイルドと警察ものは好きじゃないっていうか、
飽きてしまったので、結局のところ普通のフーダニットもの・古典・コージー系ばかりなのですが、
そうすると主人公や生活背景がちょっと昔に想像した欧米の中流階級なことが多いわけです。
地方都市もしくは小さな町であることも多いです。
むしろ違いを出すために地方であることがほとんどです。
そういうところに住んでいる中流の人々にとって大事なのは社交です。
しょっちゅう近所の人々や親戚とお茶を飲んだり飯をくったりしています。
そして飯を食う前に必ず、食前酒の時間があるわけです。
これからディナーだというのに、必ずカクテルやシェリーを飲み、
オードブルを食べるのです。
そして時間がないときのオードブルは必ずといっていいほど、
チーズとクラッカーです。

ここ数日、手持ちの昔ながらのミステリーを読んでいたらむしょうにクラッカーが食べたくなって買ってきました。
チーズも買おうと思ったらもうすでに挟まっていました。
そう、クラッカーといえばリッツです。
といいますか、日本でいつでも手に入る、商業的になりたっているクラッカーはもうこれしかないよね。
探せばマエダのクラッカーとかもどこかで売ってるのかもしれないけど。
そういえば昔、給食に四角い塩味のクラッカーがでました。
ソーダクラッカー? 重曹クラッカーだったかな? ふたつは同じものか?
決してまずいわけではないけど、たくさん食べたいと思うようなものでもない。ワクワク感の薄い食べ物。
パンも同時に出てたような。あれはデザートのつもりだったのかな。
わたくしは牛乳が飲めなかったので、唾だけではクラッカー3枚も飲み込めなくてつらかった。

でもミステリーの中でよく招かれざる客が残り少ないシェリーをガブガブ飲みながらチーズとともにムシャムシャ喰ってるクラッカーは、
リッツよりソーダクラッカーの方のイメージ。
そういえば海外のスーパーには結構いろんな種類のクラッカーが売ってるよ。
彼ら好きなんだなあ。

リッツ食べました。
そうだクラッカーってこういう食べ物だった と食べる前とブレのない感想しかないけど、
結構うまいんだよね。


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