十日ぶりに扉をあけて、冷蔵庫が臭いな と、人生はなにかに勝ったように思えても、たいてい大きく負けていることを思い知らされました。緑色の牛乳なんて初めてみた。まるでひどく年をとったかのようで、静かに流しにあけ、残ったパックはいま霧雨に濡れながら、そっとゴミステーションに置いてきました。