痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2004年05月04日(火)  うどん

なぜヒトって自分の過ちを素直にさらけだせないんでしょうね。
すみませ〜ん 間違えましたぁ〜
と言えず不機嫌になってしまう。
不本意なはめにおちいってしまう。

あの建物は長屋風で隣あった入り口も中のつくりもそっくりなんだよね。
看板をみてガラッと引き戸をあけて、ご丁寧にもわたしは店ルールにしたがって戸を少し隙間を残してしめ、カウンターについてメニューを見て始めて疑問を抱いたんだす。
違和感は感じていたの。なんだか照明が明るくて小奇麗だ。カウンターが生成りで和風だな、と。
でもそれはぼんやりとした印象であって、アレ キレイニナッタナ くらいな違和感。

で、メニューをみて驚きました。 うどんしかない!

その時は正直まじめに 「しばらく来ない間にうどん屋になってしまった・・・」
と思ったのです。
その思いこみにはトラウマも関係していたのだと思うのですよ。
以前、ライブ後の深夜 朝までやっている”うどん居酒屋”があるんだよ〜 と大勢をひきつれて、わたしきつねうどんぼくカレーうどんオレちからうどんキャッキャvvv と車で大移動をして、ついてみたらそこは”きしめん居酒屋”に変わっていた という暗い過去が。
あの時は面目なかった。うどんを食べたいとそれだけに向けて盛り上がった心をきしめんでなだめることはできないでしょう、誰だって!
その時以来、店主は思いつきで勝手に業種を変えることがある、という事実が身にしみてたんだよね。

困惑のうちにメニューを眺めていたら、誰かがわたしがわざわざ隙間をあけておいた戸を閉めたの。降りかえったら真っ白な割烹着を着たおかみさんなの。
???おかみさんなんていなかったよね?カウンターの中をよく見るとマスターの顔も違うような気がする。
が、この後に及んでまだわたしは、 店を居ぬきで売ったのか? などと考えていたのです。

そこにおばちゃんお客が入ってきて、すごく慣れたかんじで色々と細かいトッピングや麺の固さやご飯の盛りを注文しだしたのです。
(あー 常連さんだな・・・)
と眺めているうちになにが噛み合ったのか突然すべてが繋がりわたしの脇の下からは恥じ汗がドッと湧き出したのです。

そうだ、うどん屋は前からあった!並びにあった!というか手前にあった!!!
つまりわたしは先の店の看板をみて手前の店の戸を開けたのだ。
わたしは間違った店に入ったのだ!

ここでしばし悩みました。自分はまだ注文をしていない、と。
(ごめんなさい財布忘れた、とか 言い訳せずに又きま〜す と言って帰ることは可能だ だって全然うどんなんか食べたくないんだもん)
〈でもそれには座ってからちょっと時間が経ちすぎたか? 第一大きな荷物をいいかんじに隅に収めてしまった、せめておかみさんが戸を閉めるまえならば・・・〉
≪だめだ、だって隣の店にはいるんだよ〜≫

ここまで考えてわたしは挫けてしまいました。
「きざみうどんください。」

きざみうどんがでてくるよりも前に携帯が鳴りました。
「いまから店にいくよ〜。」

「・・・あー わたしもう違う店にはいったから・・・。」

超不機嫌 超ぶっきらぼうでスミマセンデシタ。


そういうわけでわたくしは前日から楽しみにしていた長崎チャンポンを食べることができなかったのです。



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