夜中の散歩 とカッコつけて言ってますが、煙草買いに行ったり ビール買いに行ったり 肉まん買いに行ったり ビデオ慌てて返しにいったり の帰りはいつも上を向いて月を眺めながら歩いています。
冬は月がくっきりと見える。 もう星をみようなんて諦めているので、濃紺の夜空に月が輪郭ハッキリと浮かんでいるだけでいい。 輪郭がはっきりくっきりだと、そこにある 感が強くなる。固いものが浮かんでいるんだな、と。 夏の湿度の中、輪郭のぼやけた月は、そういう色が浮かんでいる 紺にレモンイエローがにじんでいる感。
しょっちゅう散歩しているのでしょっちゅう月を眺めているのですが、あたりまえですが毎日形が違う。けれど見たこともない形にはならない。 前に見た形。 あ、またまあるくなったな。また下がかけてるな。 毎日まいにち 繰り返してくりかえして いいな よかったな、という感想を毎回まいかい繰り返して、帰ってくる。
あ、また繰り返しだな、と思いながら でも毎回少しづつなにか違うんだよな、 とぼんやり思いながら歩いて帰る。
そうだな、わたしは繰り返しが好きだな、あ繰り返してるな、なにか少しのズレを感じるな、ずいぶん前のことのように思うけれどこれもいつか見たような感じたような繰り返しだな、でも毎回違うことなのかもしれないな。 同じことのようにも思うけれど。 小さなズレを折り込むか、増幅させるかなのかもしれないな。
自分の毎日も繰り返しでズレ感がゆらゆらしていて、いつのことかはわからないけれどそれが自分の音楽になればいいな。
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