2003年11月08日(土)<<<わかっていても
あなたの誕生日にはメールを送った。 それからすぐに届いた返信。 すこし疲れたあなたの顔。
こうやってときどき、 思い出したように画像を添付するのは まだ私に好意を抱いてくれているからですか。
そう思っても、否定されるのがこわくてなにも訊けない。
--------------------
今月末は有給をもらった。 ひさしぶりに大学時代を過ごした場所へ帰る予定になっていて、 そのときあなたに会いたいと思っていることを伝えた。 拒否こそされなかったけれど、たぶんこれが最後だ。 あなたはもうじき彼女と暮らし始めるし、 そうなれば離れたところにいる私の存在なんて なんの意味もなくなることくらいわかっている。
ほんとうは今度の休みもライヴの日程に被せて申請しようと思っていた。 仕事が押さなければ。
こんなふうに、 自分の生活をあなたに合わせようとするのは危険だって。 わかっていても私はやっぱりあなたのことが好きで、 会える可能性がすこしでもあるなら 無理をしたって会いたいと思ってしまう。
だけどたとえばそれで私がなにかを犠牲にして 取り返しのつかないような状況に陥ったとしても それをあなたのせいにはできないし、 あなたが私のために必死で動いてくれるわけじゃない。
だからもうきちんとしなければいけないって、 わかってるのに。
|