サヨナライツカ
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2002年11月30日(土)<<<私の存在

 いつもいつも一緒なんて耐えられないと
 あのひとに言い放った私が、

 あなたと一晩離れているだけで寂しいと思う。

 信じられない。

 今日は泊めてあげられないって言われたとき、
 気持ちを隠しきれなかった。

 だけど。
 どれだけ表情に出てしまったとしても
 言葉にすることができない。
 私に、その権利はないから。

 だから笑う。

 私の存在なんてきっと、
 彼女よりも友達よりもずっと下のほうだ。
 そうやって比較するような次元ではないのかもしれないけど
 優先順位をつけるとしたら。

 でもそれはしかたない。
 だから笑って、キスして、手を振った。

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