Kin-SMA放言
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2004年08月25日(水) まとまりのない話

休むつもりだったのに出勤になると、一気にテンション下がりますよねー。

Film Festaは仕方なく諦めたけど、木挽町は絶対諦めたくなかったので、まず出勤前に歌舞伎座寄って、当日券をゲット。

1階補助席を確保したあと出社。

ぼちぼち仕事をして17時に終わると速攻出ました。

『八月納涼歌舞伎』第三部「東海道四谷怪談」

ふと考えてみると、なかむら屋(中村勘九郎)のお岩様しか観たことないぼくだった。

でも飽きない。

飽きないどころか今日は意外なところで泣いてしまった(怖くてじゃなくて、感動して)

お岩様が死ぬ直接の原因は、宅悦と揉み合った時に柱に刺さった短刀に首が引っかかって死んでしまうんだけど(南北の原作では
別にそういうことは書いていないらしい。“憤死”とあるそうである)、なんで引っかかるかっていうところに、なかむら屋の工夫が見える。

子供が泣くので駆け寄ろうとして引っかかってしまうのである(;;)

これは昔観てた時にはない演出だったと思う。ここ数回の演出じゃないだろうか。

南北は描かなかったお岩様の母としての本能。こういうところをさらっと入れるなかむら屋に感心する。

でも、実はこの行為はちょっと矛盾してるんだよね。

というのも、蛇山庵室で化けて出るお岩様は、「民谷の血筋は全て滅ぼしてやる」と言って、子供を石地蔵に変えちゃうんだから。

『桜姫東文章』でも、桜姫は愛する権助との間に産んだ子を、「吉田の家の障りになる」ってことで殺しちゃうんだよね(勿論泣きながらだけど)

南北には、“母性”ってものが理解できなかったのか知らん?

それが当時の価値観だったのかしら?(親子の情愛より正義・・・う〜ん、歌舞伎の悲劇の大半はこれだなそういえば。でも、南北の時代はそれへのアンチテーゼが出てきた頃だと思うんだけど)

つうか、現代の方が、すっかり母性は地に落ちてる感があるが・・・(こっちの方が一大事だよな)

なんてことを考えつつも、ホントになかむら屋のエンターテインメント精神は素晴らしい。と嬉しくなって帰ってきたのであった。

今回3部制で午後6時開演なのに、なんで長い通し狂言なんかやるんだ!?

と文句がなかったわけではないのだが、三角屋敷の場をばっさりカット。

で、ここをカットする代わりに、幕前に“舞台番の藤松”と称するソメソメ(市川染五郎)がごちそう出演して、三角屋敷の場の内容を説明してくれる。この演出も良かった。

浪宅から隠亡堀までの大道具の転換の速さにも驚かされたが、かといって芝居が駆け足で薄くなるってことはなく、見せるところはじっくりと見せる。

なかむら屋のニューヨーク凱旋公演として上々吉の『四谷怪談』でござった\(^^)/





帰ってくったくただったし、今日は『正直しんどい』もオリンピックで休みだったので、もー速攻寝ることに。

ん? 山口もえと中井美穂の分、まだ観てないって?

へへへ・・・(^^ゞ☆☆\(−−;)笑ってごまかすな

でも、今日は頼む寝かせてくれ。



←愛が薄いぞ〜っっっ!



元気があれば、昨日の夕方に放送されていた『NIN×NIN 忍者ハットリくん ザ・ムービー』の特番(ケンイチ氏役の知念くんを中心に取材したヤツ)についてコメントしようと思ったんですが。

MIJツアーの楽屋で、濃紺のガウン(バスローブかな?)をお召しになった長髪なツヨぽんが麗し〜! とか吠えようかと思ったんですけど(*^^*)

会話の最中にケータイが鳴っちゃうおとぼけゴロちゃんについてもコメントしようかなと思ってたんですけど(≧∇≦)

慎吾ちゃんがジャニーズ入ったのは10歳だったと思うんだけど、知念くんは9歳。

どこまで行くジャニーズ・・・(−−;)てか、昔は“6歳”てのもいたっけ




←あ、『ホテル ビーナス』やってたんだもんね、この頃



でも、どっちにしても女の子限定かと(シャラップ!)

今日も変なオチですまん m(_ _)m


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場