Kin-SMA放言
もくじ|昨日のこと|明日のこと
2004年03月21日(日) |
『堂本兄弟』まで、もたなかった |
▲23日早朝に書いております▼
締め切りには何とか間に合い、無人の職場にゲラを置いて直ちに木挽き町へ向かった。
・・・35分の遅刻(T_T)
今月、松緑の出番、ALL見逃し&睡眠(愛が醒めてきた・・・)
「伽羅先代萩」は、よって「竹の間」の途中より。
「竹の間」はめったに出ないのであるが、なるほど、「御殿」をしっかりとやれば、やんなくても話はわかるみたいな(これ!/叱)
ジャック様(中村雀右衛門)の政岡で観た記憶がある。あれはほとんど全てを通しでやった時だった。
上演記録によると、その後菊パパ(尾上菊五郎)の政岡で、もう一回「竹の間」が出たらしいのだが、記憶にあるようなないような。八汐と仁木を仁左さま(片岡仁左衛門)が二役でやったらしいから、「御殿」の後に、すんごーい間があった(笑)ことがあった、あの時だろうか?
今回は、「竹の間」があったせいで「御殿」がはしょってあり、『先代萩』の眼目とも言うべき“まま炊き”がカット。音羽屋大胆!(◎_◎;)
今回の「竹の間」は、(市川)段四郎丈と時蔵丈、菊坊(尾上菊之助)らががんばっており何とか持ちこたえたのだが(ん? “主役”は?)、「御殿」になって力つきた。
なにしろ連続22時間起きてるオレ(>_<;)←例によってバカ
しかも、その前の睡眠時間が3時間半(>_<;)←自業自得
栄御前(神谷パパ=中村芝翫)のお入〜り〜♪ あたりから、夢の中へ〜、夢の中へ〜、行ってみたいと(略)
「この菓子ひとつー、くだんせや〜!」で、がばっと起きて、清水大希クンの名芝居を観て、千松が殺された後、またウトウト。
寝不足のせいもあるが、恐れを知らず言ってしまえば、どうにもこうにも、今月の菊パパ、精彩なし。
一応政岡のクドキは起きて観ていたのだけど、正直、
「何じゃこりゃ」
と、席を立ちたいほどのひどさでしたよ。
何があったの音羽屋様?!
娘(寺島しのぶ)は大活躍というのに(関係あるか)
一時ひどくつぶれていた声も今回はなかなか良くなっていて、「良かった、女方を演れる声だ」と安心していたのに。
なんか、哀しい。
「床下」になって、トミー(中村富十郎)の胸のすくような大音声(でも、一時に比べて、さすがにちょっと・・・だったかな? としても、ご病気のこと、お年のことを考えれば、ミラクルだ)にやっと満足。
高麗屋(松本幸四郎)の仁木も、セリフがないので(ま、また毒!)こちらは良い出来。
なんか、ぼくごときが言うのは僭越なんですが、舞台の出来に比して、大向こうが盛り上がり過ぎ。ぶっちゃけうるさかった。あんなムキになって声掛けんでも・・・。逆にしらけてしまいます。
「藤娘」
所作事は、テクニックだけじゃない。それはモチロン当たり前。
でも・・・でも・・・・・・でも!
例の玉さんの“21世紀バージョン”(ておどる勝手に命名)を観た後じゃ、もー全然あかん。
たいくつだった。(−−;)
そそくさと「新口村」
ふー、やっと“今月の昼”のレゾンデートル(←大げさ)
つよっさんも時々ゆうておられますが、大和地方(奈良)にはほとんど雪は降らないそうね。
でも、そんな大和の新口村を大雪に埋もれさせて、こんな大恋愛悲劇の舞台にしてしまうところが、さすが大近松(か、菅専助かも知らん)ロマンチック。
ひょっとして、江戸時代はこの辺りは大雪の名所だったのか知らん?(←夢を壊すな)
ぼくは、(21世紀歌舞伎組のは別として)忠兵衛は仁左さまのしか観たことがありませんが、孫右衛門はお父様の十三代目仁左衛門丈のを一回だけ観たことがある。
孫子の代まで(って、ぼくにはいないが)観たのを自慢できる名舞台だった。
その後、孫右衛門も、全部今の仁左さまになってしまったが、梅川は全て違う人。
今回のジャック様も、可憐さダントツ。
すこしお膝を傷めておいでなのだが、お年のことを考えればいたしかたない。
本日、唯一鼻づまりに苦しめられた(泣くのをううう、とこらえていると、鼻がつまってつまってしょうがないものなのよ。涙が出ても、さほど大泣きでなければ、不思議と鼻はつまらないものなのです)舞台でした。
ありがとう、松嶋屋&京屋\(T_T)/
以上、あくまで素人の意見でした(最後になって腰を引けさすな!)
ほいで、リカ(紫吹淳)のラストステージだったことなんか、すっかり意識の外だったんで、東宝劇場方面に寄ることなぞ、全く頭になかった。
ううー(;;)あと一回ぐらい『薔薇の封印』観ておきたかったのにー(それより、感想全然書いてないじゃん)
まぁ、連続26時間起きてたら、出待ち8千人(劇場側発表)の渦の中に飛び込む気力もナシ。
リカはまたいずれ観ることができるしねー(退団前に次回出演舞台を発表するの、ホントやめてよ。興ざめの極致・・・商売っ気ばっか強くなって、ふぅ・・・)
大人しく家に帰り、留守録セットをしっかりと確認して、夕飯の支度を済ませて、ぐぅぐぅ寝てしまいましたとさ。
月曜は昼に職場に行かなきゃならなかったので、早朝に起きてせめて『遊ワク☆遊ビバ!』と『堂本兄弟』だけは観ようと思ったのに、未だ双方とも観られず。
いわんや『新選組!』『砂の器』をや(←反語)
あぁ、でも、怒濤の日曜日も、あとわずかなのね。
|