Kin-SMA放言
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2004年01月31日(土) |
新釈ロミオとジュリエット |
改めまして、
香取慎吾さん、Many happy returns of the day!
慎吾ちゃんに関しては去年いろいろ書きましたので、今年は特にありません(オイ)
あの頃は、もう近藤勇を演ることは決まってたんだっけ?(今既に『義経』の主役が発表されてるので、そうだったんだろうな。そのわりにひとつも言及してないが。ま、いいか←なぜか投げやり)
今日の『Sma STATION-3』では、慎吾ちゃんの誕生日なんか全く触れずに(大内さんが一言だけ言ってくれました。うう、ありがとう/嬉涙)まいこぉ一色。
大金出して買ったのだから(ぼくじゃありません。慎吾ちゃんが言ったの)仕方ないんだろうけど、正直に申しまして、
どうせぼくらの知りたいことなんぞ、一かすりもしないだろうと全く期待してなかったら、ほんとにそのとおりだったよテレビ朝日(劇薬)
親が、あれ以外のどんな“真実”とやらをテレビカメラに向かって言うというのだ。
生きた「おためごかし」の見本を見せていただきましたよ。今まで『スマステ』観てきて、一番役に立たなかった日だった。
誕生日だけど、慎吾ちゃんにも、ちょっと辛口。
慎吾ちゃん、ほとんど“こっち側”(ぼくら一般視聴者と同じスタンス)でコメントしてたけど、慎吾ちゃんには、もっと別のスタンスでコメントしてほしかった。
慎吾ちゃんも、莫大な「有名税」を支払っている側の人間じゃないですか。ほんのちょっとしたことを、何倍にも膨らませて報道される側の人間として、ぼくらよりも“マイケルの気持ちが理解できる人”としてのコメントができたんじゃないかなと思う。
どうでしょか?
さて、今日ぼくは、新装なった東京グローブ座に初めて足を踏み入れてまいりました。
つっても、入り口が変わったぐらいしか、違いが分からんかったが(席番も変わってた。昔の座席表が使えん)
こけら落としは『ロミオとジュリエット』
この辺、“グローブ座”にこだわっておるようです。この後、全くシェークスピアと関係ない芝居も打たれるようですけど(正味“ジャニーズ座”になるんだよね)
今回の『ロミジュリ』、主演はご存じ、ヒガシと瀬戸朝香、演出は鴻上尚史さん。
ぼくは正直に言うと、鴻上さんのお芝居は、いつもほんの1ミリばかし「?」と思いながら観終わる方。なぜか、100%感動した! ってならないの。こないだの『天使〜』もそうだったんだけど、今回は、あまりにも有名な話で、それを改訂をせずに正統にやるっていうんで、どうなるのかなと思いながら観た。
正統にさくさく進んでましたね。
本格的『ロミオとジュリエット』だった。
変なひねりがない。その点、大成功だった。
例えば、ヒガシの年でロミオはきついんでないの、とか、意地悪に観ようと思えばいくらでも観られるんだけど、
東山紀之をあなどっちゃ、いけなかった。
すんばらしかったよ、ひいき目なしに。
さすがに14歳には見えなかったけどさ(←意地悪)、「初めて本当の恋をした!」つって浮かれてる青二才ぶりは、まさにティーンエイジャーの輝き。
抜きん出た身体能力は言うに及ばず(でも、20代の頃のヒガシなら、何の感心もしませんよ。考えてみたら、もう37歳なんだぜ! ぜ!! ぜ!!!)、キラキラとした表情、セリフ回しの若々しさ。
かつてPLAYZONE'98『5NIGHTS』で、かじりはじめのタンゴをご披露くださった(いきなり敬語)時には、
「おいおい、もう20代の若造じゃないんだぜ。ちったあ“経験”もあるんだろ? 何だよこの色気のなさ」
と、がっかりしたものですが、いやー、好きでい続けて良かったです。この年輪を重ねたからこそのロミオでした(こりゃー、トニーも期待大だなv)
あと良かったのはマキューシオの河原総代。悲劇の発端となるキレ気味若様を、過不足なく演じてました。
ロレンス神父の渡辺哲さん、大公の金田龍之介センセイ、久しぶりに拝見した乳母の山下裕子さん、この辺がブラボォだった。
ぼくは『ロミジュリ』を観るたんびに、「結局、誰が一番悪いんだろう?」と思ってしまうんです(結果として、全員、それぞれに身勝手なのよね。主人公の二人も含めて)。演出によってその印象が変わるのもこの芝居の面白さで。
ツメの甘い計画性で小細工をしてしまうロレンス神父に、若い二人を利用しようとする姑息さを見たりもするし、もちろん、双方の親どもの意地の張り合いが何つっても悪い、とも思うし、マキューシオも、もうちょっと穏やかな性格だったら、死なずにすんだんじゃないか? バカヤロ、とも思うし、ばあやも、もっとテキパキ動かんか、とイライラするし(笑)、ロミオとジュリエットも、もうちっと冷静になれこのクソガキ、と思わないでもないし、色々考える。
でも、今回の鴻上さんの演出で一番感じ入ったのは、
「キャピュレットにモンタギューよ。お前たちが憎しみ合う懲らしめに、天はお前たちの子同士をわざと愛し合わせ、それによって全ての喜びを消し去った。そして、その仲違いを見過ごした罪により、我もまた近親(マキューシオとパリス)を失った。我らは皆罰を受けたのだ」
という大公のセリフに、戦争の映像をかぶせたこと。
ちょっと説教クセェな、とも思ったんだけど、耳が痛かったです。
よその争いごとに加担するのは言うに及ばず、それを他人事として見過ごすことは、その争いの当事者であるのと同じ罪なんだと。
で? 自衛隊を派遣するのは「見過ごさないための干渉」なんでしょうか? それとも、「争いに手を貸すこと」なんでしょうか?
いずれにしても、“無関心”も同罪なんですよと言ってるわけだ、シェークスピアは。
ぼくが若い頃は、「許されぬ立場同士の純愛」という面でしかこの話を見られなかったもんです。なので、真剣に見てなかった。「けっ、くだらねぇ」の一言でね(笑)。有名な映画(ぼくの歳ですから、当然ディカプリオじゃないよ、オリビア・ハッセーの方よ)も観てないし。
ミーハーも、時には役に立つもんです。
えっと、さりげに忘れたふりしてました(^^ゞ
瀬戸朝香ちゃんのジュリエット。
うん、すんごく綺麗な子ね、この子。
でも、
とっても下手でした(うわぁ〜(>_<;))
まぁ、覚悟はしてたんでね。
この人なら!っていう女優が即座に出てこないのが、ちょっと寂しいかな。年齢も加味しなきゃいけないしさ(あわわ/慌)
こないだの『ハムレット』でオフィーリアやった鈴木杏ちゃんなんか、若手では実力派だけど、あんまし良くなかったしな。シェークスピアって、やっぱ難しいのかな。
家に帰って『キンキラキンキワールド』
歯医者帰りだというつよっさん、いつにもまして舌ったらずなしゃべりなのである意味満足(タダレは何やっても喜ぶから楽だな←なぜかしょっぱなから毒)
(笠間市の10万分の1の地図を見て)「意味分から〜ん、もーこれぇ・・・」
なんじゃその甘えた声は?!
ぷりぷり☆(←お前も甘えるな!)
本日の特別企画とやらは、「あの有名人の歳を当てて、間違えたら、その歳の数だけ豆を食べる」という節分にちなんだ企画。
歯医者帰りなのに。
企画よりも、BGMの「日本全国酒飲み音頭」(by バラクーダ)にウケるつよっさん(笑)
えっ? つよっさん、この歌知らなかったんか?(ジェネレーションギャップにSHOCKを受ける中年)
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