Kin-SMA放言
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2003年08月01日(金) ガラにもなく

悩んでいるんだよ、今。



今助っ人に行っている会社に、「社員になってくれ」とスカウトされた。

かっこよく言えば、「ヘッドハンティング」?(んな、えーもんじゃない。だいたい、提示された年収が『president』とかに載ってるのと全然違う←当たり前じゃ!)

自由をとるか、安定をとるか。

いい年して、そゆことで悩んでいると知ったら、親(ぼくのとつれあいのと両方)は呆れるであろう。昭和ヒトケタの彼らにとっては、言わずもがなの選択だろうから。

しかしだ。

5年前に、「うんにゃ!」と清水の舞台から飛び降りるつもりというか、帝劇の舞台に飛び乗るつもりというか(後の方が勇気が要ることは確かだな)、とにかくそういうつもりで「正社員」という身分を捨て、

「これからはどう考えても、ぼくの人生の後半戦だ。なら、ずるずるぬるま湯に浸かってないで、本当にやりたいことのために時間を使おう」

と、決断したのだ。

今のぼくの状況は、

自分がやりたいことに固執するか、やらしていただけることで妥協するか。

おこがましさを承知で言えば、もりんが、

「アイドルか音楽か」

で悩んでるようなもんですたい。彼だって、アイドルの自分がイヤだってわけじゃないと思う。でも雑誌なんかで読むと、彼にとっては、

アイドル=周りに求められている自分≦本当にやりたいこと

であり、

音楽=本当にやりたいこと=未だ理想の地点に到達していない

という感じだ。

一緒にしたら申し訳ないが、ぼくもまさに今、そんな感じなのだ。



まぁ現在のぼくは、清貧に耐えながら夢に向かって邁進していると言うよりは、“食うための仕事”をあっちでホイ、こっちでホイ、とテナルディエ夫妻のように(どーも頭が『レミゼ』モードだなぁ(^^ゞ)せせこましくこなす毎日。

やべぇ、「低温のぬるま湯」状態になってきてるかな、という気がしてもいる(つれあいの収入も、自分で契約をまとめない限りゼロ、というシステム。労働に関する考え方では似たもの夫婦なのだ)

ただ、この5年の間に、「やりたいこと」にごく近い仕事もできたし(それが継続してないところが情けないのだが)、中年だけど、希望はまだまだ捨ててないんだぞ。

とにかく、あのまま安定にゆるゆる浸かっていたら、いつか死ぬとき絶対大後悔してた。これだけは自信を持って言える(そんな自信、要らんか?)



それと、これは情けないことなんだけど、長く同じ職場にいることによる「人間関係の煮詰まり」、これに異常に弱かったぼく。そこから逃れられただけでも(あらまぁ、ネガティブ人間さらけ出しちゃった)、とにかくとにかくありがたいこと、この上ないのである。

あらっ、これはまさしく『ジェネジャン』議長が批判していた“モラトリアムな人”そのものではないか。

これはいかんなぁ・・・



「月曜日に返事をくれ」と言われているのだが。

そんなぁ・・・この土日は溜まったビデオ(『しんどい』とか『遊ビバ』とか『元カレ』とか)を観るんだから(←もっと真剣に生きんか!!)

どっちにしても、こういう悩みって、10年以上前にするべきものだよなぁ、普通。

いかんいかん、アホバカ日記なのに、何シリアスになってんだよう、ぼく。




←いやその前に、収入と夢が一致してるだろう、多分。




努力が半端じゃないもんな、だいたい。


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