Kin-SMA放言
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2003年04月28日(月) “BLOODS”の真実

世間はゴールデン・ウィークだったんだね(自虐気味)

・・・ま、ぼくもカレンダー通りの休みです。

なので、明日は休み。今日の仕事(や通勤)は楽だったし、世間並みにGWを享受しております。



今日は特に何にもないので(『SMAP×SMAP』はかなりツボッたんだけど、今日はきんきっずの話がしたい)昨日手に入れた(スペースシャワーにて)「永遠のBLOODS」のPVについて、語りたい。

ドラマ仕立てなのは、もう皆さまご存じのとおり。一枚の鏡を媒介にして、もりんもっちの住む世界(というか時代)にタイムスリップするというのが、全体の話。

ぼくがこの日の日記で予想したのは、40%くらいは当たっていたのではないかと自負している。

(時を駆けたのが少年←こ、これはムリがあるかな?だったわけやね)



で、色んな方が述べられているように、さまざまツッコミどころや謎があるわけだけども、ぼくなりに思ったことは。


1.なぜ光一は剛が“未来人”だと知っても驚かないか。

これはね、多分彼がいる昭和45年という年に関係があると思う。この年は大阪万国博覧会のあった年で、日本人いや世界の人たちにとっても、“未来”はすべからく夢とロマンの対象であった。

“未来”。それこそ、ヒト型ロボットが空を飛び(笑)、動く歩道が至る所にできて人は労働から解放され、宇宙ステーションができて人類は空間や時間の呪縛から逃れられると思っていたフシがある。

“未来人”がタイムトラベルをしてきても、

「そうなってるんだなぁ」

と思いかねない時代であった。




←髪型に関しては責任はもてない(爆)




それか、光一クンはもともと驚かないタチだったのであろう。←今までの力説全部だいなし


2.それにしても、家族や恋人まで平気で“未来人”を受け入れるとは。

要するに、昭和45年のせいである。←ヤケクソ気味


3.光一の彼女、エンクミ(遠藤久美子)に似てない?

単なるぼくの感想である(殴)←いい加減にしろ

というか、タイムスリップ→『君といた未来のために』(なつかしぃ〜v)→堀上篤志→山岸由佳→エンクミ。

すんません、単純で。



4.当時、光一のようなヘアスタイルは“あり”か?(色も含めて)

これは、残念ながら“ナシ”である。たしかに長髪は流行っていたが、正直もっとウザいぐらい長かった。そう、たかみ(以下略)

または、ああいう良家のご子息っぽい人なら、“七三分け”(笑)であった。・・・でも、みんな見たくないっしょ?


光一さんの七三分け(−−;)・・・うっ


5.ラストシーン、剛が落としたボールを拾う「手」は誰の「手」か?

これこそ最大に物議を醸しだしているネタだと思うのだが、ぼくはいっそのこと“光一本人”だと思いたい。

「息子だ」とか「孫だ」(それはあまりに・・・)とか「生まれ変わりだ」(まだ、死んでないと思う・・・)とかご意見は色々あると思うのだが。

ぼくは、剛がタイムスリップする以前から、実は光一はこの時代(2003年)に存在していたのではないだろうか? と考えたい。この辺、SFの「タイムパラドックス」がからんでくるので、うまく説明できない非論理派の自分がもどかしいのだが。

たとえば、制作者が深く考えてやっているのか、何も考えていないのか判断できないので、あの「手」が若いままだということが、

「光一本人ではない」(本人は2003年には57歳になっている計算)

ということなのか、

「当時の光一がタイムスリップしてきた」

ということなのか、ぼくの仮説の根拠として脆弱なのである。
(うわ、なんかSF小説の感想論文みたいになってきた)

ぼくはこのシーンに“BLOODS”の意味が隠されていると思いたい。


“BLOODS”=“兄弟”

すなわち、光一と剛=時空を超えた魂(スピリッツ)上の兄弟であって、タイプスリップは二人が向かいあったときに初めて起きた、と考えると、ぼくの仮説を立証するのが面倒くさくなる。ここにタイムパラドックスが成立するからだ。

案外、剛は“今から”(現代に生きる)光一(57歳/笑)と出逢うというオチもあっただろう。その方が面白かったかも。



6.で、どうして「6月12日」なのか?

これはまぁ「恋人の日」でいいでしょ。←なぜ投げやり?


とまぁ、ヘリクツを並べてきたけれども、制作者が一番伝えたかったのは結局、

「お前が思っているような“未来”とちゃうくても、逃げたらあかんで」

という剛のセリフに全て集約されているんだろうね。

“未来”(すなわちぼくらのいる現代)に存在している時の剛の表情(これが秀逸)や、その世界のブルーがかった冷たい映像。

光一の恋人に、

「未来ってすごいんでしょうねー」

と問われて曖昧にうなずく堅い面持ち(言っとくけど、決して「この女ジャマやな」とか思ってるんじゃないよ!)で、それははっきりとくみ取れる。

  ↑
こう言っとかないと、きんきっずらばーはすぐ暴走するから・・・(それはお前だろ)

(話は戻って)つまりくだんのセリフは、剛が“過去の剛自身”に言うべきセリフなのである。

ということは(また“BLOODS”に話が戻っちゃうが)、




←ますますワケわからん



まぁそういうリクツはともかく、

キャッチボールをする二人の笑顔があれば、他のもんはいらん。

という一言が、一番言いたかったりする(≧∇≦)

決して、

「カレンダーの“昭和四十五年度”の“度”は変だぞ」

とか、

「光一はとても十代には見えないが、学生なのか? 勤め人ならば、なぜ金曜日なのに家にいるのか」
←病弱なおぼっちゃまとか?(モエ/笑)

とか、

「制作者(ディレクターが未だ不明)はあまり音楽畑の人じゃなさそうである」(曲の切り方に、音楽的運動神経が感じられない。ドラマ重視の人のように思える)

とか、

「やっぱ、“ここ、どこ?”って訊かれて日付を答える光一はヘンだ」(爆)

とか、

「つよっさんのコーラの飲み方・・・こりゃNO REASONチームに入れてもらえないのもむべなるかな」(- -)

とか
考えてはいけないのである!←おい・・・

ぼくとしては、今さらながら堂本剛の演技力(実は最近、これで検索してくる人が/笑)に瞠目するのみである。



さて、明日は『青の炎』観にいこうっと(って、まだ観てなかったんかい?!!!)


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