Kin-SMA放言
もくじ昨日のこと明日のこと


2003年04月07日(月) 心優しい科学の子♪

やっぱり今日は、彼の誕生を祝います。

アトム、ようこそ、この世界へ。

現実の21世紀のご感想は?

アナタの本当の生みの親・手塚治虫先生は、本当に残念なことに、もうこの世界にはいらっしゃいません。

そして、今日、先生のお嬢さん・手塚るみ子さんが嘆かれたように、現実のこの世界では、マンガの中のあなたの世界と違って、地球のあちこちで戦争が、心身の貧困が、人々を苦しめています。

人類の科学は、まだまだアナタのような万能ロボットを生み出すまでには至っていません。

第一アニメシリーズの最終回で、人類はアナタを犠牲にして地球を守ってもらいましたが・・・

現実のこの世界では、私達は、私達自身で、この「ガラスの地球」を守らなければならないのですよね。





ぼくは、アトムのもう一つの誕生日(アニメシリーズが始まった1963年1月1日)とほぼ同時期(とごまかす)に生まれた。

マンガといえば手塚治虫、の世代だ。

いやいや、どの世代だろうと、「マンガといえば手塚治虫」

彼の作品はあまりに膨大すぎて、全てを読破するにはかなりの時間とエネルギーを要するが、「愛と正義とヒューマニズム」主体のように思われているその作品群の中にも、むちゃくちゃ虚無的だったり、エロかったり、悪人が大活躍したりする話もけっこうある。

ぼくは、もちろん小さい時分は『鉄腕アトム』や『ガムガムパンチ!』『ワンダー3』に親しみ、思春期には『火の鳥』『ブラック・ジャック』『未来人カオス』、成人したら『アドルフに告ぐ』などを読む一方で、ある時『MW(ムウ)』という作品にめちゃめちゃはまった。

主人公・結城美知夫は、世にも希な美青年なのだが、少年時代のトラウマによって人類全てを憎むようになり、悪魔のように残忍で、利己的で、その天才的な頭脳であらゆる犯罪を重ね、破滅していくというピカレスク・ロマン。そんな話を“あの”手塚治虫が描いた、というところにむちゃくちゃ惹かれた。

この作品が描かれたのは1978年。KinKi君たちが二人とも影も形もない頃だ(笑)

絵が古いんで、美知夫も昔ふうの美青年なんだけど、コレ今もしドラマ化したら堂本光一さんがやってくれないかと密かな(無理な)希望を抱いているぼく(当時だったら、多分ジュリー=沢田研二だったんだろうな)。

まず美知夫は、色んな変装をするのだが、その美貌を生かして、何回か女性にも化ける。

しかも、美知夫にはそっくりの兄がいて、それが歌舞伎の人気女形だったりする。




←見、見たいのか?それが




ついでに(おいっ)堂本剛さんが手塚作品で主演するなら、



←先月までの髪型ならね



んーまぁどっちかっつうと、もりんの方が手塚キャラだわねぇ。


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場