Kin-SMA放言
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2003年03月03日(月) |
ヒナ祭り(まじでか?!)←お約束 |
タイトルだけです、すいません>ヒナファンのみなさま
桃の節句であり、人形供養の日でもあるそうだ。
人形といえば、今ぼくはNO REASONそっちのけで爽健美茶を買いまくってる。そう、あの役に立つんだか立たないんだか判断に困るアロマテディ全12体を集めてるのだ。
Coca Cola Companyの思うツボ
ちっくしょー、消費者をもてあそびやがって。←チョロいあんたが悪い
ちなみに、ジャスミンが一番いい匂い、今んとこ。
さて、3月に入ってぼちぼち「永遠のBLOODS」がオンエアされ始めましたね。CMで流れてるサビは夏満開って感じのさわやか路線に聞こえるが、歌詞をよく聞くと、やっぱりKinKiワールドなんだよねぇ。 “寂しく見える”とか“儚げに”とか“いずれぼくらは失くす”とか“涙”とか“孤独”とか、きんきっずボキャブラリーが満載よ。
なぜか安心する私。
曲調は、作曲はどんちゃんなのに、アレンジが例によってミスチルしてんのね。
さてっと。
実は昨日ぼくは帝劇で初日を迎えた『ミー&マイガール』を観てきたんだ。
『ミー&マイガール』(略して『ミーマイ』)といえば、日本では宝塚歌劇団が87〜88年と95〜96年に大ヒットさせた作品で、ぼくも95年版のユリちゃん(天海祐希)バージョンと、96年のノンちゃん(久世星佳)バージョンを観た。
なんていうか、とっても可愛らしい、あったかい作品で、基本的に暗かったり、血なまぐさかったり、貧乏くさかったり、デカダンな作品(『エリザベート』とか『ジキル&ハイド』とか『モーツァルト!』とか『ラ・マンチャの男』とか『レ・ミゼラブル』とか)が好きなぼくでも、これだけは別。
ただし、その可愛らしさは、多分にタカラヅカでやってるおかげ、ってのがあると思うんで、今回のカンパニーに対して、多少の不安もあった。
どうしても比べちゃうしさ、歌詞なんかまるまるタカラヅカバージョンが頭に残ってるから、違う歌詞で唄われると「アレッ」と思ったりもした。
でも、全体の出来としては上々吉。
まだ開いて間がないので、ネタバレしないようにするが(後半また観に行くので、詳しくはその後)←ホントか?
1.唐沢寿明はほんっとカッコいい役者だ
テレビが舞台より下だとか上だとか、バカなことは言いたくないが、テレビで見てるだけじゃ、彼がこんなにカッコいいってことを知ることができないのは、残念な気がする。
簡単に分かる部分でいうと、ランベス・バレエでビルとランベスの男たちが踊り出す場面なんて、もぉ〜、「きゃーv」モノ。
全体でいうと、ビルって男は、下品でいいんだ、と気付かせてくれた。タカラヅカはやっぱ何やっても「品」を失っちゃいけないっていう金科玉条があるからね。
品なんてなくてもいいんだ、ビルを演じるに当たっては、もっと大切なことがある。
周りの人間全員に「愛が一番強いんだ」ってことを、言葉じゃなく行動で教えなきゃいけないってこと。
ビルは、サリーを棄てることなんて、一瞬たりとも考えない。それはもうしつこいぐらいに。
サリーは“ビルのために”身を引こうとするが、ビルは、そんなこと愚かなことだって、ちゃんと知っている。
一見、サリーの方が物わかりのいい賢い娘に見えるが、本当の人生の真実を知っているのは、ビルの方なんだ。
『ミーマイ』って、一見、他愛のないハッピーエンドの作品に見えるが、この他愛のなさこそ、人間にとって一番大切なんだってことを教えてくれる。
その意味で、色合いは全く違うが『ラ・マンチャの男』と双璧なのかも知れない。
2.見ものはよしよし佳乃のドッカン娘役ぶり(笑)
正直言って、木村佳乃、技術的には目を覆いたくなる出来です(−−;)
「ミー&マイガール」(というナンバー)のタップは「おっ!」っと思わせたが、それ以外は(地の芝居はまぁまぁ)もー・・・なんつうか。
もっと、いるだろ、サリー役者が。と思わずうめく初日の客(ゴメン)
宮崎優子とかね・・・って、演ってるがな、タカラヅカで(笑)。でも、観たい、彼女のサリーがもう一度。
ただ、下手すぎて腹が立つって程でもない(甘いか?わし)
もう一度観に行く日まで、精進を期待(つっても、一ヶ月ぱかしで劇的に上手くなったためしはナシ←辛)
3.本役(笑)カナメちゃん(涼風真世)
カナメちゃんはなにしろ、タカラヅカバージョンの初代ジャッキーだもんな。帰ってさっそく、当時の実況版CDを聴いてみたら、さすがに今回の方が色っぽさ増々。驚いたことに(失礼)、見た目も今回の方が若くてカワイイ!(当時は相手役のウタコさん(剣幸)が、カナメちゃんに輪をかけて可愛かったからか?) ただ、キーがオリジナルになったせいか、今回はファルセットを多用していて、そこがまだこなれていない感じがした(退団直後に比べたら、かなりファルセットの使い方、上手くなったけど)
4.やっぱり「ランベス・ウォーク」!!
演出家は変わっても、やっぱり肝心のところは同じような感じに演出しちゃうんでね。もちろん「ランベス・ウォーク」はアレです。
そ、絶対一階席をとるべし←唯一のネタバレ
ぼくは昨日は、『SHOCK』ではとてもとれないような席に座ってました。
クニクニ(村井国夫さん/笑)が、ダンディな香りをふりまきながら(*^^*)、すぐ横で踊ってくれた(喜)
もーこれだけで『ミーマイ』に来た価値があったvvと思えた。
昨日は、何と音響機器にトラブルがあって、二幕の開演が遅れてしまった。といっても、10分程度だけど(おわびのサービスで、幕間に唐沢くんが緞帳の前をてこてこてこ・・・と歩いていって、舞台袖のスピーカーをバンバンと叩くまねをしてた。バカウケだった)
オケ指揮者がいつもノリのいい塩田明弘さんで、二幕はのっけから大盛り上がり。ただちょっと辛口になるが、ホーン(ラッパ隊)が今回弱い感じがした。もっとつきぬけた、澄んだ音を期待。次回までにはヨロシク
カーテンコールで唐沢くんが、「一人あと5回ずつ観に来るように」(笑)と言ってたが、金さえあれば(^^ゞぼく、ホント行きますよ。5回でも10回でも。
で、今からこんなこと言うのも何だが、次回はぜひ唐沢くんで『How To Succeed』が観たいなと思った。
ちょっとだけ、と思ってるのに、なんでこう長くなるんか・・・ふう。
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