Kin-SMA放言
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2003年02月25日(火) 千穐楽観てきたよ

歌舞伎座の。

・・・ああっ、ごめん! ぶたないで・・・ひらに、ひらに〜っ!!<(_ _)>ぺこぺこ

(後で帝劇の話もするから、帰んないで〜!)



今日は確定申告のため仕事を休んだので、午後からまたまた銀座へ出かけたよ。

日曜日に昼の部をはずしてしまったので、せめて『吉野山』だけでも観とこうと木挽町へ。

久しぶりの一幕見席。
花道が見えないのが難点だが、今時800円でこんな可愛らしい舞姫(というのはもちろんジャック様=中村雀右衛門丈のこと)が拝めるというのは歌舞伎座最大の特長なり。
それに、七三にいると、上半身だけはかろうじて見えるのだ。

鳥の子色の常磐衣も可愛らしく、「女雛男雛」では、「ホント、あんなお雛様を飾っておきたい」とうっとり(でも、実物大だったらコワイだろう)

菊パパの忠信も、実力と華やかさのバランスが最大限にいい感じで(『四の切』も良かったよ。『鳥居前』を見逃すとは、不覚だったよなぁ・・・詳しくは昨日の日記で/まだ書いてないけど)

何つっても延寿太夫の美声には、いつもながらほれぼれ。満開の(書き割りだけど/笑)桜の中で聴くその清元は、まさに春のウグイス(は梅だが)って感じだった。

『鳥居前』が出たのに、『吉野山』の方に藤太が出てきた。

左團次丈が休演なさって(ここ数年お具合が・・・心配だ)三河屋が『鳥居前』の弁慶を代わったらしい。そのためか? どっちにしても得した。

特にぼくが、菊五郎劇団の立ち回りが大好きだってのもある。江戸時代の趣きがあって。
(沢潟屋一門のは、どうも「筋肉ミュージカル」みたいで。スーパー歌舞伎でやる分にはかまわないんだけどね・・・)




小一時間、桜満開の吉野山に浸ったあと(本当の春の吉野に行ったことないんだよな・・・行きたいなぁ、狐に化かされに←?)、平日だから空いているはず、と急に思い立って献血ルームへ向かった。

最後に献血したのが、ちょうど2年前。その後3回ぐらい血液比重が足りなくてはじかれてしまってるので、今日もどうかなと思ったが、かろうじて血漿成分献血ができた。

献血ルームって、スタッフが下にもおかぬおもてなしをしてくれるし、飲み物飲み放題、お菓子食べ放題の大名気分(安い大名だな)になれるのと、「良いことした」自己満足に浸れるので、時間があって体調がいいときは、つとめて行くことにしているんだが、ぼくにはもう一つ理由がある。

懐かしいKinKi君のポスターが見られるのvvv←やっぱりこういうバカ理由か

それこそ「いつのだよこれ?!」てのが(1994〜2002年までアトランダムに4〜5枚あるのだ)未だに堂々と貼られているのを見ると、「こ、これ、もらえません?」とはとても言えない(そうじゃなくても言えないだろ、ふつうその歳で)

ポスターもらえるなら、1リットルでも2リットルでも採って下さいてなアンポンタンなファン(ぼくだ)はいくらでもいるだろう、と思ったが、そういうのは人の善意に水を差すので、ダメなんだろうなやっぱり。それと、献血は16歳以上じゃないとできないし。

でも、たとえKinKi君につられてだとしても、若い女の子が偏食・夜更かしなどをやめてどんどん健康な血液を提供してくれれば、それにこしたことはないのに・・・あ、そうか、それでモデルになってるわけか(本人たちは献血したことないらしいが←おいおい)



成分献血は時間がかかるので、テレビを見ながら採ってくれるのだが、北朝鮮のミサイルが日本海へボチャン、というニュースを見て暗然としてしまった。・・・人がせっかくいいことしてるのに! ふざけんなよーー!!(怒)



何か寂しい気持ちになって、帰路につく。
少し遠回りをして帝国劇場の方を通ってみた。
終演後1時間を回ったあたりで、周辺にはまだまだたくさん女の子が出待ちをしていた。

舞台装置がどんどん搬出されていく。

ちょうどぼくが通りかかったときには、フライング用のワイヤーの束がトラックに乗せられるところだった。

2ヶ月間、もっちやとーまやG-Rocketsの命を支えてくれていたワイヤーに、「よく頑張りました、ありがとう」と心の中で声をかけた。




あー、ホントに、終わったんだね。




←みんなもそうだよね


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