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カッコいいサンジ目指した小咄
2010年10月14日(木)

ども、この一ヶ月で生理が3回来てヘロヘロのガブです。
ぜんそくの薬飲んで止まってたせいで狂った周期を、身体がむりくり帳尻合わせしたようです。
周期戻ったよ、そんなに頑張らんでも私の身体。

そんなこんなでスパーク行けなかった!!!
マルコ誕直後のイベントなのにーーー!うわああああん!!

気を取り直して……。

最近(というか、常にですけど…)アホなサンジばっかり書いてるんで、かっこいいサンジが書きたい!と思って携帯でぽちぽち小咄を打ちました…が、今読み直してみたら、あんまかっこ良くなかった…。エースに至っては超かっこわるい………。

まあ、折角通勤ラッシュの中打ったんで、一応上げておこうかと思います……。あれー、ネタ思いついた時はイケると思ったのにな〜〜。
そんな残念な小咄です。

あ、その前に、拍手ありがとうございます!
メッセージお返事です。

ボンバイエさん、お返事遅くなってごめんなさい!シャンエーサンで3Pって滾りますよね!…そういえば昔書いたな…でも子エースだから不完全燃焼。サンジプラスいいですね!18禁でお願いします。でも液晶画面じゃタッチペン突っ込めないのが残念です(どこに…?)。いやほんと、毎度スミマセン……。


 ◇

 久しぶりに顔を拝んだと思ったら、待ち合わせの場所に現れた奴は、どうやらいらんおまけまで引き連れて来たらしい。

「サンジ〜〜〜vvv」
 語尾にハートマークを付けて駆け寄ってきたエースの頭上に、ザバアっと大量の水が降って来たと思ったら、次の瞬間どこからかデカイ網が飛んで来た。
「あら〜〜〜」
 暢気な声と共に宙につり上げられたエースを、わらわらと集まってきたむくつけき男共が取り囲む。
 地面に転がる大樽(中身は海水らしい)、網はどうやら鋼鉄製。つまりこいつら賞金稼ぎって訳か。
 間髪入れずエースにライフルを向ける男を、飛び込んでいって蹴り飛ばす。
「なんだ貴様!」
 色めき立つ男共を無視してタバコに火をつけると、サンジは背後のエースに声をかける。
「グループ交際なら、素敵なレディを連れてきな」
「何言ってんの、サンジとのデートに他の男連れてくる訳ないでしょ」
 ひっくりかえった姿勢で、網を内側から両手でちんまりと掴んで、宙づりにされた男はそれでも暢気な答えを返す。
「つけられてたの、気付いてなかったのかよ」
「愛しのサンジに会えるってのに、むさくるしい男共なんて目に入りません」
 つまり気付いてたって事ね、なら油断してねえでなんとかしろっての。
「でもデートの邪魔するとなると別よ、キレちゃうからね、俺」
「役に立たねぇ能力者は大人しくしてな。こんな雑魚共、俺が瞬殺してやるから」
「なんだと、コラ」
 どっちが悪党なんだか、柄悪く歯を剥く野郎共に向かい、サンジは酷薄な笑みを浮かべる。端正であるが故に壮絶なその表情に、男達が一瞬怯む。
「にーちゃん、火拳のオンナか?」
 幸か不幸か―――いや、この賞金稼ぎの野郎共にとっては不幸な事に、手配書がアレなもんで、この目の前の金髪の優男が何者か気付いていない。
「奴を片付けたら俺たちが遊んでやるから、そこでいい子で見物してな」
「………てめぇら、マジで死にたいらしいな」
 能力を封じたとは言え、敵はあの火拳のエース。数を頼みに集まった雑魚共はおよそ10人程。それでもエースの賞金額なら山分けしても結構な金額にはなる。そんなみみっちい奴ら、サンジの敵ではない。
 言葉どおり瞬殺して、タバコ一本吸い終わる前には皆地に伏していた。
 人をオンナ呼ばわりした野郎に向かい、短くなったタバコをペッと吐き捨てて、きゅっとネクタイを締め直す。
「サンジかっこいい〜」
 振り向けば、網をかぶったまま地面に座って高見の見物を決め込んでいたエースが、パンパンと手を叩く。金属製の網がガシャガシャやかましく鳴るのが非常に間抜けだ。
「…あんたな、動けんだろ」
 仮にも白ひげ海賊団2番隊隊長がこんな雑魚共にどうこうされる訳がない。
「だってサンジさんが俺のために戦ってくれてるのにv」
「アホ」
 この人を食った態度がどうにもムカつくわ。
「ったくよ〜、油断すんなよ、火拳」
 文句を言いながら、からまった網をどーにか解こうと悪戦苦闘する。
「だってサンジもいるし、俺ら二人揃ってて、どうにかされるはずが無いだろ」
 もしかして信頼されているのだろうか。ちょっと面映い気持ちになりながら、サンジは「痛い痛い」なんて全然痛く無さそうな笑顔で言ってる男から乱暴に網をむしり取る。
 ニコニコ笑っている男に呆れたため息を一つ吐いて、片手を差し出す。
「お手をどうぞ、クソダーリン」
「ありがとう、ハニー」
 差し出した手を引き寄せられて、サンジは逆らわずに身体をかがめ、触れるだけのキスをした。
 目を開ければ、未だ髪からポタポタと水滴を垂らして、何が嬉しいんだか満面の笑顔のエース。
 水も滴るいい男―――なのか?………まあ、百歩譲ってそういう事にしておこう。だって仮にも自分のオトコなんだから。
 よいせ、と掴んだ手を思い切り引けば、その勢いでだらりとサンジに抱きついて来る。
「あははは〜、海水のせいで力入らない〜」
「あんたそれはわざとか!!」
 まるで酔っぱらいの様に抱き付いてくる筋肉の固まりは、はっきり言って重い。
「サンジちゃん、ダッコ〜」
「調子乗るんじゃねえ!!」
 ぐずぐずにご機嫌の男のケツを思い切り蹴り飛ばして、男二人のデートを仕切り直すべく、サンジは先に立って歩き出した。

 ◇

普段エースが好きでぐだぐだのサンジが多いので、邪険にしてみればカッコよく見えるのでは!?とか思ってしまったのが見え見えの底の浅さよ……。

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