| 2004年11月10日(水) |
東日本マツダロードスターレース 第4戦(2) |
この前の続き(前回の日記参照)
菅生に到着すると、早速テスト走行。
私の方もテスト撮影開始。 筑波と違い、菅生は初めてなので勝手が分からない。
なので、どんな画が撮れるのかテスト開始。
なかなか思った通りに撮れない。 狙った様な画が撮れない。
イライラしながらファインダーを覗く。

狙い通りに行かないのは、クルマも同じだった。
タイムが全然上がらない。
事前の予想タイムとは程遠い。

その理由を見つけられずに、2枠目の走行へと向かう。
数週走ったら、コントロールラインに戻って来ない。
コースアウト。
走行時間が終わり、リップスポイラーを失った車両が戻って来た。
幸い車両に大きなダメージはなく、次の走行に向け整備を続ける。

”流れが良くない”
皆が感じていた。
ファインダー越しに見える皆の表情も、前回に比べて笑顔が少ない。
その夜、部屋でビデオを見ながら対策を練る。
各自、自分の思う所をブツけていく。
遠慮なく思う所をブツける。
しかし、
それが良かったのか、明確な方向性が決まった。
”明日は、それで行こう”
翌日の予選では、作戦がピタリと当たり、大きくタイムアップ。
まだまだ改善の余地はある中で、このタイム。
希望の光が見えて来た。

しかし、
前日から感じていた強い緊張感は今日も続いていた。
”何かが違う”
私は、そう感じていた。
結果。
結果は、望んだモノとは程遠かった。
戻って来た車両を見て、一瞬思考が止まる。
でも、
各自、自分の仕事を始める。
ドライバーは後悔の念やら、悔しさやら、 イロイロな気持ちが入り交じっている様子。
今まで無かった様な空気が漂う中、各自が作業をこなして行く。
こなして行く中で、状況を消化して行く。
各自、口には出さなかったが、自分なりに結果に対して納得している感じがした。
責める事も、嘆く事も、
まして、
フザケて、ちゃかすような事もなかった。
なんだか不思議な感じだ。

周囲が、すっかり静かになった頃、我々もサーキットを後にした。
今回も、皆とは違う係わり方で参加しました。 ファインダー越しに眺めている者として感じたコトをヒトツ。
前回は”笑顔”がとても印象的でした。
それは、結果が良かったと言うダケではなく、 皆が楽しんでいるのが伝わって来たからだと思う。
今回は”何かが違う”と感じ、”真剣な顔”が印象的でした。
これは結果が厳しかったと言うダケではなく、 皆が自分の事として捉えていたからだと思う。
それは、自分に置き換えて感じると言う意味でなく、 各自が自分なりの係わり方で、自分の事として物事を 受け入れていると言う事だと思う。
なおし氏が帰りのクルマの中で言っていた。
「”いまの俺たちは、こんなモンなのかもしれない”って言ってたのが嬉しい」
”いまのお前は”ではなく”いまの俺たち”ってコトが重要。
この発言が出るってコトは、なおし氏の問題では無く、 自分を含めた”俺たちの問題”だと捉えている証拠だと思う。
だからこそ、
今回は、笑顔だけでは無く、真剣な表情が印象的だったのでは無いかと思う。

このチームは、今、次のステップに踏み出している。
そんな気がしました。
つーわけで、ちょっと真面目に書いてみました。
私個人の反省。
少し考え過ぎて面白く無い画が多くなってしまいました。 前回は、見るもの全て新鮮で、思ったままシャッターを切りました。 その気持ちが、そのまま画に出ていた気がします。
今回は、面白い画を撮ろうとし過ぎて、逆効果でした。
”思いのまま”とは、いかに難しいか痛感。
まあ、コレも勉強。
今回は、いい勉強になりましたヨ。
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Webアルバム
パスワードは、「なおし氏のPHS番号の下4ケタ」です。
レースの詳細は、下記リンクをクリックしてくださいませ。
Team なおしおるぐ
レースレポート
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