| 2002年12月07日(土) |
愛はソコにあるのかい? |
降りしきる雨の中、オレは立ち尽くした。 モクモクと煙りをあげる車のボンネットを見つめながら。
今日はずいぶんと寒い。 雨も降っている。
いつものようにクルマに乗り込む。 ここ2週間程前からドライブベルトが「キュルキュル」と滑りはじめている。
「あとで、ディーラーかショップに行ってみるかな。」
あまり慌てていなかった。 それと言うのも、エンジンの始動時だけで音が収まる。
「年末までに済ませないとイケナイな。」
そんな程度だった。
いつものようにエンジンをかけた。 すこし重そうにセルが回り、エンジンに火が入る。
”ほら来た”
キュルキュルと音がする、ベルトが滑っている。 こんな時は少しアクセルを煽ってやると収まる。
アクセルを煽る。
キュキュキュキュキュキューー
収まるどころか音がさらにケタタマシクなった。
「?」
気が付くとボンネットの隙間から白いケムリが流れ出てくる。
慌てて、エンジンを止め、ボンネットのオープンレバーを引く。
「ボンッ」と言う音とともにボンネットが浮き、 さらに開いた隙間から勢い良くケムリが出てくる。 収まる気配は無い。
「燃えている?」
慌てて車外に出る。
特徴の有るニオイが立ちこめる。 樹脂類、特にゴム類が焼けるニオイ。
煙りが白い事から発火はしていないようだ。 ボンネットをあけると、解き放たれた煙りが一気に流れ出す。
どうすることもきない。
「なぜ早く対処しなかったのか」
後悔の念が込み上げる。
煙りがはれてエンジンルームが見える。
ここのところエンジンルームまで掃除していなかったので メッキが掛かった部品もくすんでいる。 葉っぱやホコリにまみれたエンジンが姿をあらわす。
その姿にも後悔がつのる。
FDはドライブベルトが2本ある。 どうも、エアポンプとダイナモに掛かってるベルトが切れたようだ。
きれたベルトをはずしてみる。
この前交換した時のような劣化は見られない。 細かいひび割れも無い。
ベルトの切り口は引っ張られて切れたカンジ。
ちょっと気になる。
どちらにしても、早く対処するベキだった。
この車に体する愛情が薄れてきている証拠だ。 自分でも薄々感じていた。 最近では、次の車を探すようなコトもしていた。
走行中に切れなくて良かった。
科学的な理由は見当が付くのだが、どうしてもコイツが 助けてくれたようなカンジがしてならない。
もし、これが出先で起きていたら。 走行中に起きていたら。
困り果てていたに違い無い。
都合が良い考えであるのは分かっている。 でも、そう思いたいのも事実。
愛がソコにあるかぎり。
早く直して、また走りに行こう!
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