ポストを見ると、いつものチラシに混じってはがきが来ていた。
「ああ、おばあちゃんからだ」
今年の夏は遊びに行かなかった。行けなかった。 この夏、はがきは3通目だ。 今年は多いナァ。
いつものたどたどしい文字だ。 字が下手なんじゃないよ。 達筆なのを、私たちが読めるように、ひらがなや簡単な漢字を使って 書いてくれているのでギクシャクするんだ。
「もう、大丈夫なのにな」
そう、簡単な文字で書くのは小学生の僕や妹に宛てて書く為だ。 確か、ずいぶん練習したらしい。
大丈夫だよ、もう読めるのに。
いつまでも、おばあちゃんが、僕のおばあちゃんであるように、 僕は、おばちゃんにとって孫なんだ。
当たり前のことが嬉しい。
当たり前のことが、当たり前であることが、こんなにも、こんなにも ココロ健やかなことなのかと、愕然とする。
文字の力は偉大だ。
想いは偉大だ。
何とか、僕も手紙で答えたいと思うが、書けない。
年賀状以外で、はがきや手紙を書くことは無い。 どう書いたらイイのか分からないんだ。
今度の休みに顔を見に行こうかな。
”ぽっ”とココロに火が灯ったような気がした。
もうすこしやってみようと思った。
勝手な、思い込みだけれども。
ワタシは疲れています。
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