地下鉄の出口を出た所に、そのオトコは居た。 ずいぶんと深刻そうなカオをしたオトコが、電話をしていた。
私がツカツカと歩いて行くと、話声が聞こえる。 けっこう離れた位置からでも聞こえるので、結構大声。
がんばれ
必死の形相で、携帯に向かって話し掛けている。 話し掛けると言うよりも、叫んでるんだな。
がんばってくれ!
私がオトコに近付くにつれて、どんどん声が大きくなる。
分った。とにかく、がんばってくれ!
横を通り過ぎる時には
うん、うん、うん、分った。 うん、分った。まかせろ。とにかく、がんばれ
ほんと、なんだか大変なコトが起きてるのだろうなぁ。 おっと、そんなコト気にしてるバアイではナイ。 ワタシも急いでるんだったな。
そのオトコを通り過ぎて行くと、ひときわ大きな声で一言
がんばれ!ニッポン!!
おまえは、ダレと何の電話してんのヨ?(笑) 聞き間違えでは無かったよ。 だって、もう一度言ってましたもん
がんばれ!ニッポン!!
ナニゴト?
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