あたしが
いや、あたし達が強いように
誰かも強いわけじゃない
あたし達がはっきりものを言うように
誰かも言えるわけじゃない
弱いから言えないから
駄目なわけじゃない
強いから言えるから
正しいわけじゃない
あたし達はそれを忘れがちだ。
深夜の西に走るドライブで伝えた事
気づかず生きていければよかったとか
あなたのせいだとかは
全く思わないし
あたしの今の現状は全く後悔してない。
だけど
しなくていい喧嘩が増えたり
気づかなくていい点が増えたのは事実なんだろうな。
あたしは弱虫ですぐ泣くし
失敗するのが怖いし
格好悪い事が嫌いな見栄っ張りで
思い通りにいかなかったらヒステリー起こすし
我慢が大嫌いの我侭野郎だ。
だけど強い。
自分は愛されて育ってるって断言してしまうし
みんなに必要とされてるって疑ってないし
だから、足元不安定になったりしないし
死ななきゃ大丈夫って全ての事を達観してる。
あれしちゃ駄目とかあんまり思わないし
だから
あたしは自分より弱い人を甘やかして生きていくか
のんびり大らかな人に見守られて
変わらず生きていくしかないんだろうなー
と思ってた。
そんな相手とか誰でもいいし。
あたしの事一番好きな人で、タイミングやな。
と思ってた。
まぁ、バカな考えなんだけど。
それを一蹴してくれる
いないと思っていた自分より強くて頼りになる
一番の男に出会えて
その人はすごく強くてすごく弱くてすごく強引で
あたしは気がついたら6年も先にまで来てしまった。
その人と一緒になる事は
あたしの人生の最大の幸福で
そして不幸なんだろうと思う。
人生ってなんで奇怪で素敵なんだろう。
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