Dailyみぅこむ
2004年08月20日(金) |
デジタルレガシー・マイファースト |
仕事がヒマな時期なので、ふだんやらないような仕事をわざわざ作ってやっています。 それが、カタログ(チラシ)作りです。 うーん、時間もかかるし、手間もかかる。ヒマな時しかできない仕事。
商品のカタログなんてのは、メーカーからもらえるんだからわざわざ作る必要なんてないと、思われるでしょう。 ところがモノによっちゃ、価格が入ってなかったり、単体のチラシしかなくて同製品の比較がしにくかったり、なんだか分厚くてみづらかったり、するわけです。 ほんとうに売りたいものだけを、分りやすくコンパクトにまとめた、自社に最適なカタログは、やっぱ作るしかない。
ごたくを並べましたが、平たく言えば「ひまつぶし」です。 ひまつぶしが仕事になるんだから、とんでもない会社です。 新人の皆さん、こんな社員になってはいけません。
とにかく、そのひまつぶし仕事をせっせと始めました。 しかしながら、私の会社のデジタル環境をご存知でしょうか。 まずは、当然の事ながら、スキャナはありません。 カタログ掲載商品を画像として取り込むためには、インターネットから引っ張ってくるしかないわけです。 ところがそのインターネットを使うには、ふだん仕事をしている1階の小部屋から、2階のオフィスフロアに場所を移さないといけないという、運動不足になりがちな事務担当者に実に配慮された環境です。 しかも、1階と2階のパソコンは当然LANで結ばれておらず、記録メディアにMOはありません。我が社はいまだにフロッピーディスク全盛です。 そしてデザインに縁もゆかりもない会社では当然のごとく、イラストレーターさんも、フォトショップさんもいらっしゃいません。 作業環境はすべてワードとエクセルとペイントです。
そんなわけで、空いているフロッピーディスクを探り当て、何枚も抱えて2階へ向かい、データの転送が恐ろしく遅いこのディスクに画像をえっちらおっちら保存し、それを1階に持って帰り、えっちらおっちらコピーしてワードとエクセルとペイントを駆使して、カタログを作るのです。 QuarkXPressがなんだ。 私の今期の目標を「マイクロソフトのオフィスがあれば、できないことはない」にしたいくらいです。
いや、家ではMacでイラストレーターとフォトショを使いまくって制作しているだけに、初めて会社のワードでポスターを作った時、なんじゃこりゃあ!と椅子から落ちそうになったあの作業感覚が懐かしく思い出されます。ベジェは、ベジェはどこだ!(ありません) 今じゃあ慣れたもんよ。あの使い所の不明なクリップアートにも、一度にひとつのファイルしか開けないペイントにも。
おかげでワードとエクセルでカタログを自在に作れるようになりました。 ありがとう会社。ワードとエクセルの使い方を間違えているような気もする。
作り終わってしまって、またヒマに。 次は何のカタログを作るかしらん?
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