会社でどんなファイルの背表紙にもテプラを使っていて、
その方が見栄えがいいから、というのが一番の理由なわけだけれど、
近ごろはインデックスにも印刷できる機械が欲しいなーとまで思うようになってきた。

量販店でそんなモノをブラブラ眺めてたら、いわゆる家庭向けのラベルライター商品で、
子どもの学校用品に付けるラベルシール作成の機械もいっぱいあって、
ああ、今はそんなのもこれでやれちゃうんだなーと今さらながら思った。

私が小学校一年生でピカピカしていた時、
必ず「さんすうセット」みたいなものを一人１セット持たされて、
お母さんたちはその中身のひとつひとつになまえシールを貼らなくてはならなかった。
ブロックやら、カードやら、50本以上はあるプラスチックの棒にまで、
ぜーんぶ、なまえシールを貼るのである。
母が小さなシールに私のフルネームを一生懸命書いてくれていた姿を
今でもはっきり覚えている。
おかあさんて、すごいなあ、と思って見ていた。

母の手書きの私の名前が、ぜんぶのお道具にきちんと書いてあるのは、なんだか嬉しかった。
学校に行っても、それを見ると母が見守っていてくれるような気がして、安心するような。

お母さんってそんな存在なんだなあと、近頃ありがたさを身に沁みて感じてます。

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