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2003年09月27日(土) ポロロン衝動買い記

突然、買ってしまいました。

ハープを!

ハープと言っても、グランドハープじゃないですよ。
そんなの私が何年働いても買えませーん。


あ、そこの方、ブルースハープじゃないですよ。
いえ、ハープシコードでもないです。

アイリッシュハープです。
膝に乗っけて弾けるちっちゃなハープです。

皆様、ご存知ではなかったかも知れませんが、
私は子どもの頃からハープに憧れて、憧れて、憧れていたのです。
でも雲の上の存在のような気がして、習うどころか、手に入れるなんて
恐れ多くてとてもとても。

それがついに、あっという間に決断して、購入してしまいました。

思えば大学生の頃、第一次ハープ欲しい波が来ていたんですが、
その時は、値段を見て泣く泣くあきらめました。
あまり真剣にバイトもせずにフラフラしていたので、
どう逆立ちしても無理だったもので…。
しかしながら、今も決して、余裕のある生活ではありません。あしからず…

そのハープ欲しい波を金銭的な理由で見送って、数年経ったいま、
突然、第二次ハープ欲しい波が襲ってきました。
きっかけは、なんだったのか…

ともかく、そしてあれよあれよと、購入を決めてしまいました。
アメリカのハープメーカーのものです。

何点かに絞った際、有力候補は日本の有名な「サウルハープ」でした。
なんつっても、カタチが綺麗だもんね。
ただ、取り扱い店が東京まで行かないとない。
音も分らない。
うーん。困った。
と、悩んでいると、アメリカのアイリッシュハープのキットを輸入して、
制作している工房さんを知ったのでした。
運命はそこで決まりました。

多くのハーパーさんがこの工房から購入していて、定評があることもあって、
インターネットで申し込める手軽さもあって、
ついにそこに決めてしまったのでした。

私が選んだハープは、あんまりべっぴんさんとは言えない気がします。
カタチで言うなら、サウルハープとか、他のメーカーのハープの方が、
ずーっと好みだったのです。
ぐにゃりとして、とがって、まるくて、しゅっ、みたいなカタチ。
でも私のハープは、
くにゃり、ずん、ずん、どどーん!みたいなカタチ。
そんなんじゃ分らない?
つまり、たくましいっちゃ、たくましいのよね。
狩猟民族よりも農耕民族系ね、系統的に。
え、分らない?

しかし最終的な決め手は、音でした。
残念ながらサウルハープの音色は聞ける所がなかったんだけど、
工房さんの方は、ばっちり、どのハープも音色を比較できて、
そこでひたすら毎日毎日聞き比べて、

やっぱりこれだ、べっぴんさんじゃないけれど、お前はうちのコだ!

と、熟考の末、万を辞して、いよいよもって、決定したのでございました。

私は例え小型のハープでも、低音に深みのある音を求めていました。
ついでに、高音があまりキンキンしないのも大切なポイントでした。
そうなると、小型とはいえ、がっちりした大きめのサイズを選ぶ必要がありました。
見た目で選ぶと音が気に入らず、音で選ぶと見た目が農耕民族系になる。
しかしこのハープは、高音も低音も深みのある音がして、
しかもちょっとエキゾチックな響きなのです。
他と一線を画しているとつくづく感じたのは、そこでした。

そう!大切なのは音、音なのです!
そして音に惚れたらこのがっちりとした農耕民族系のカタチにも、
愛着が湧いてきたというものです!
日本人なのです、農耕民族でよいではありませんか。

という、よく分らない決断を心の中で下し、
最終的に、ボディにはチェリーを使ってもらうことに決め、
工房さんに制作をお願いしたのでした。

通常は納品まで3ヶ月かかるところを、2ヶ月で納品して下さることになりました。
なので、11月中旬には嫁いで来る予定です。

ああ、ゆめうつつ。

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