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2001年10月29日(月) ヤングジャンプ編集部

私は昔からよく夢を見る方で、近頃は毎日くっきりはっきりした妙な夢を見るのだが、今日の夢はツッコミ入れたくなるほど変な夢だった。

友達の家にいた私は、「同級生の○○って覚えてる?」と聞かれた。
○○部分はもちろんちゃんとした個人名。
しかし私は覚えていなかった、その名を。
私は常日頃、昔のクラスメートの名前をほとんど忘れているので
現実でもこう聞かれて分からないことが多い。
だがその場を盛り下げたくない一心で「ああ、なんとなく」とか
テキトーな答えをすることも多い。
「名前はなんとなく覚えてるよ」
夢でも私はテキトーに誤魔化していた。
せめて夢ではもっと正直に振る舞えばいいものを。
友達は続ける「○○ってさあ、ヤングジャンプの編集部に入ったんだって」。
そう言いながら一冊の雑誌を開いて私に手渡した。
ヤングジャンプの読者投稿欄である。
「へえ、すごいねえ」
そこには○○のハガキが本名のまま掲載されていた。
そして編集部のコメントが載っている。
『○○は今号から編集部に加わる。ちなみに最年少編集者である』
どうやら○○くらい若い年令で編集部に入った人は、今までいなかったらしい。どういう職場だ。
『○○は学校の勉強は全然ダミだ〜、とよく言っていたが、雑誌編集を語る熱意には目を見張るものがあった』
なんで『ダミだ〜』だよ。
でも夢の中だからして、あまり疑問には思わない。
○○って、ああ見えて真剣に将来のことを考えていたんだなあ、と感心する私。

ツッコミどころ満載で、どうしようもない夢を、本当によく見る。
コーヒーメーカーを空焚きして壊したり、舞台にセリフも分からないまま出演して焦ったり。
夢を見ると眠った気が薄れるので、ちょっと困るが、
見ないと寂しい、夢。
人間の潜在意識を垣間見れる夢はホントおもしろいっす。

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