彩紀の戯言
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いつでも行ける万博が終了(^^ゞ。 あれ?いつでも、じゃなかったらしい…。 自分が行こうと思うかどうかの問題。
雪がちらつく中、3月に開幕した万博は当時寒かった。 できるだけ荷物を少なくしたい私は数回凍える羽目になり… あっという間に暑くなった頃にはトイレに行かないほどの汗をかき、 体力の消耗が私の足を向かわせなかった(^^ゞ。
気づけば来場者は1日10万人単位。 いつでもイイや!なパビリオンにも行けなくなる始末。 来場者が20万人を越える頃には…諦めの境地。 すべてが後悔となってしまった…。
最初の頃はパビリオンをアトラクション感覚で捉えていて、 「おもしろくな〜い」とぼやいていた。
韓国館で3Dアニメを見てウルウルしても、そんな自分が少し照れくさくて 薦めはしたけど「私はね」の限定を必ず付ける。 今となっては照れることもなかったかな、と。
初めの頃はガラガラだったのにどんどんと列が長くなったパビリオン、赤十字館。 昨日、最初で最後の覚悟を決めて挑もうとしたものの…4時間の文字にノックアウトされ断念。 ドイツ館より長い列って…(>_<)。
ミスチルの曲を聴きながら大きなソファのようなものに寝転がり天井のモニタを見る。 戦争や飢餓の映像。 心の中の静寂な湖に石を投げ入れられたと感じる人が多かったから、 口コミで人気パビリオンになったのかも…。 若い人がね…多かったんだよ…並んでる人に。 ホワイトバンドのように「知る」ということで、地球の未来を変えていけるのかもね(*^^*)。
昼過ぎから閉幕日の会場に乗り込んだ私。 トイレに30分並び、好きなカレーを食し、ディスカウントされたお土産を覗き込む。 大きな野外会場で行われているFarewell Partyは垣間見ることも不可能で、 ビール片手にライブ中継されているパーティーをラジオで聞き、さながら競馬場のオヤジっぽいけど、 モリゾーとキッコロが森に帰ると言うので、しんみりしてみる。ばいば〜い。
終わっちゃた…。さぁ、帰ろう。激混みだろうから2駅徒歩ルート。
企業パビリオンの裏手を歩いていると建物からアテンダントの人達が見送ってくれている。 最初で最後だろうな…こんなこと。
うる。
ゲートでは「ありがとう、さようなら」の横断幕の下でボランティアの人達が、 「ありがと〜う!!」と叫びながらの誘導。
うるる。
通過地点のバス乗り場も半端じゃなく広く、多くのスタッフが誘導。 「ありがとう!」「お気をつけて!」「さようなら!」 子供たちは握手をしたり、手を振ったりするけれど、さすがに照れがあり、 ニッコリしてみるものの…
若いスタッフさんたちの目は、みんなウルウル。 (不思議なことに歳を重ねたスタッフさんたちは笑顔だった)
ぽちっ。
うるるるる。
「心を受け止める、と書いて、愛」 コミックからの引用だけれど、まさしくソレ。
人の心を受け止めて。 もちろん好きな人の心も受け止めて。 地球の心も受け止めて。
愛があればニッコリできる。
愛を知った愛知万博…なのでした。
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